認知症の方への音楽療法では、
歌うだけじゃなく、なぜ楽器を使うのか
をお話しします。

先日
ある高齢者施設でセッションを
実施しました。

そしてそのセッションには
社会福祉士を目指す大学生さんも
参加されました。

セッションはいつも通りに
自己紹介から始まり、
体操や楽器の演奏、歌や会話などの
プログラムを行いました。

大学生さんも
クライアントさんと一緒に
歌ったり体操したりされていました。

そしてその後のミィーティングで
「音楽療法に参加されて感想をひと言どうぞ」

と私は大学生さんになげかけました。

すると

「今日はありがとうございました。

学校では音楽療法についての授業はなかったので、
何もわからない状態で参加させていただきました。

それで
『歌は歌われるのだろうな』とは思っていましたが、
太鼓やベルなどの楽器を使われるとは
予想していませんでした。

と答えられました。

なので私は
「そうなんですよ。音楽療法は歌うだけじゃなくて
楽器も使います。
そして皆さん、結構できますでしょう。」

と言うと、
「はい。積極的に太鼓に手を出されていたり、
利用者さん同士で叩くタイミングを合わせたりして、
楽しんでいらしゃるのが私にもわかりました。

先生、でもなぜ楽器を使っていらっしゃるのですか。

と大学生さんから質問をいただいたので

「それはですね、、、。

今日参加の皆さんは認知症の方々ですよね。
そしてご存知の通り
認知症は進行していく病気です。

その進行を少しでも遅らせる
目的で楽器を活用しているのですよ。

と私は答えました。

でも大学生さんは
ちょっとわからないなという表情を
されたのでさらに解説を加えることにしました。

「もう少し説明しますね。

認知症の進行を遅らせるためには
「脳への刺激」つまり脳を活性化することが
有効だと言われています。

なので
音楽療法では楽器を使って

  • 集中して楽器を見たりあ
  • 腕を動かしたり
  • 音を注意して聞く

ということで
脳の活性化を促しているというわけなのです。」

と私が話すと

「先生、よくわかりました。
ちゃんと目的を持って楽器を使っているのですね。

今日は参加させていただき
ありがとうございました。」

と大学生さんが言われ
ミィーティングは終了しました。

ということで
「なぜ、認知症の方の音楽療法のプログラムに
楽器を活用するのか?」についてご紹介しました。

参考にしていただけると
嬉しいです。

今日ご紹介したように
認知症の方の音楽療法のプログラムに
楽器を取り入れる場合には
目的を明確にすることが大切
です。

そして
その目的の設定については
クライアントさんの状態を正しく把握
できていることが前提
です。

しかし
クライアントさんの状態とは
ただ単に「認知症」という病気の
理解だけでは不足
です。

その方が何に対して、どれくらいの意欲や興味があるか、
その方の性格や生活歴、現在の心理状態なども
把握しておく必要があ
るのではないかと思います。

とお話しすると
「難しそう。私にはできそうにない。」と
いう声も聞こえてきそうですが
ご安心ください。

そんな方には
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最後に
今日のまとめです。

高齢者の音楽療法のプログラムは
歌だけではない。
目的を明確にして楽器も活用する。

以上です。

では今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子