堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

9月といえば季節は秋ですね。

しかし
まだまだ暑い日もあったりして
秋を感じられないかもしれません。

そんな時期の音楽レクに
秋を感じる選曲のコツ
をご紹介したいと思います。

そのコツとは
ズバリ、、、

3拍子の曲を使う

です。

3拍子のリズムは
「ブン チャッ チャッ」です。

このリズムはワルツの曲にも
よく使われ、運動を促すことは
知られています。

しかし
他にも私たちの体に有効な働きが
あるそうなのです。

それは
副交感神経活動(血圧や心拍数を下げたりする
安静時に働く活動)を増加させる
というものです。

ある実験では
3拍子、4拍子、2拍子のリズムを成人男性に聴いてもらい
それぞれのリズムが自律神経に与える影響を測定した結果、
3拍子を聴いた時が
もっとも副交感神経活動が増加した
という
結果が出たそうです。

なぜ、秋に三拍子の曲が良いのか?

なぜ副交感神経活動を促して
くれる3拍子の曲がこの季節に良いのでしょうか。

秋は夏の暑さを乗り越えて
疲労を感じている方も少なくないと思います。

夏の暑い時期
私たちの活動を支えてくれたのは
「交感神経」とも言えるのではないでしょうか。

私たちは
交感神経と副交感神経のバランスがとれていることで
健康な状態
と言われています。

でも
そのバランスが崩れて
疲れを感じているとするならば
バランスを整えることが
必要なのではないでしょうか。

交感神経と副交感神経のバランス調整に期待できるのが
3拍子の曲というわけなのです。

オススメの3拍子の曲を紹介します。

  • 「赤とんぼ」
  • 「故郷」
  • 「美しき天然」
  • の3曲です。

    これらの曲は、
    歌っても良し
    演奏を聴いても良しの3曲
    です。

    メロディーと歌詞からも
    秋の季節を感じられます。

    参考にしてください。

    ということで
    今日は3拍子が持つ特性を使った
    選曲についてお話ししました。

    実は他のリズムにも
    特性があり選曲のコツがあります。

    その詳しいお話は
    音楽療法セラピスト®養成講座
    「ソルフェージュ・伴奏法」

    の講座でします。

    リズムが持つ面白い特性知って
    有効な曲選びをしませんか。

    自信を持って
    プログラムを提供できるようになります。

    それでは
    今日はこの辺で。

    どうぞご自愛ください。

    音楽療法セラピスト®  堀田圭江子