失語症のAさんがやる気になった3つの理由

今日は
失語症のAさんがやる気になった3つの理由というお話しです。

ある高齢者施設での
音楽療法のセッションに
70才代の男性がいらっしゃいます。

その方は
Aさんと言い
50才後半で多発性脳梗塞を起こし
右側の麻痺と失語症があります。

Aさんは、
失語症のため自発的な発語はほとんどなく、
ご飯の時間以外は
車椅子に座ったままほとんど寝ている
という毎日でした。

高齢者施設に入所された当初から
発語に対してや生活全般に
あきらめている様子で
やる気がない状態でした。

それでも

  • 少しでも発語して欲しい
  • コミュニケーションをとりたい

という職員さんの願いが強く
音楽療法に参加することとなりました。

セッション参加初回は、
名前を聞いても言わず、
太鼓のスティック(ばち)を持とうともせず、
終始顔を下に向けたままでした。
(眠ってはいない)

しかし
ある時から

  • 自分の名前の苗字だけを言う
  • 太鼓のスティック(ばち)をもち
    太鼓に手を出す

ようになりました。

さらに
今年に入ってからは

  • 自分の名前をフルネームで言う
  • 太鼓のリズム模倣をする
  • 歌の歌詞を読む(1行か2行)

というように変化してきたのです。

Aさんがやる気になった理由を
ちょっと考えてみたいと思います。

私は
3つの理由があると考えました。

理由その1は、
「クライアントさんの意思を尊重した」

Aさんは
意思がはっきりされている方です。

例えば
入浴も気分がのらなければ絶対に入りませんし、
車椅子を動かそうとしても
自分の健常側の足でストップさせるのです。

そんな
彼の特徴を理解して、
セッションにも本人が参加したくない日は
ムリに誘うことはしませんでした。

理由その2
「正当評価をした」

セッションのプログラムに
リズム模倣があります。

セラピストが出すリズムを
模倣できた部分は褒めました。

できなかった部分は
「ここができなかったけど、次回頑張りましょう」
と激励していきました。

こうして
おべっかを使われずに正当評価されたことで
自信を回復されていかれたのでは
ないかと思います。

理由その3
「スタッフとの信頼関係があった」

セッションには
セラピスト以外にも職員さんが参加
してくれます。

中でもある職員さんは、
日頃からAさんによく声をかけておられ、
Aさんとの信頼関係が構築されていました。

その職員さんも
セッションに参加されることで
Aさんは安心することができたのではないでしょうか。

ということで、、、、
失語症のAさんがやる気を出すようになったのには
3つの理由があったというお話しでした。

そして実は
今日ご紹介した3つの理由のほかに
もう1つ重要なことがあります。

失語症の方のように
人生の途中で障害になられた方をサポートするための
重要なポイント
です。

そのお話しは
「脳血管性障害の音楽療法」で
明かしたいと思います。

ぜひ
ご参加くださいね。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座
脳血管性障害の音楽療法

音楽療法セラピスト養成講座は、
仕事を続けながら、子育てしながら
ムリなく学べ、修了期限もありません。

あなたにとって必要な講座だけを学ぶことができ、
受講する順番にも決まりはありません。

楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても大丈夫です。

さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座

「脳血管性障害の音楽療法」に参加された受講生の感想もお読みください。

※Kさん 女性(53)静岡県 その他

理論をどういう形で実践していくのか?
自分が何を形にしたいのか?
を知りたくて参加しました。

講座の中で先生が、
「音楽療法を勉強した人が声をかけてあげること、
手拍子をしてあげること、そういう積み重ね」とおっしゃっていたことが心に残りました。

音楽療法を勉強すること=自分を変えて行くこと
と教えていただいていることが勉強になっています。

今回は講義の中で、
先生に相談させていただくことができて
とてもよかったです。

やっぱりアウトプットって大切ですね。
聞いていただいてありがとうございました。

焦らず、講座で得た知識を普段の活動に応用したり
関連させ学習したりを継続していきます。


※I さん 男性(51才)静岡県 会社員

堀田先生のブログを読んだことと、参加者のレビューを見て
この講座は、一番身につきそうな感じがし申込みました。

本日は、
機能障害がある方へのアプローチの仕方やその注意点、
病状についての知識を学びたくて受講しました。

期待通りでよかった。

脳卒中についての種類と内容は理解できました。
事例が多くわかりやすかった。

これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。


※Oさん 男性(33才)千葉県 会社員

実際に脳血管性障がいの方に行っており(集団体操)
普段行っていることが正しいかの確認とエビデンスを理解したいと思い参加しました。

とても深い内容で大変勉強になりました。

音楽療法を提供するにあたり、リハビリテーションを行うと同様、
アセスメント、病態の理解が必要不可欠であることを学びました。


どんな現場にも対応できる
実践力を身につけるなら
音楽療法セラピスト®養成講座」がオススメです。

それでは今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子



コメントをどうぞ

このページの先頭へ