- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは。
音楽療法士の堀田です。
さて、本日は先週開催しました
「脳血管性障害の音楽療法」についてお話しします。
![脳血管性障害の音楽療法 脳血管性障害の音楽療法](https://www.horitamt.com/wordpress/wp-content/uploads/2011/07/P1040720-300x225.jpg)
現在、
日本で音楽療法を実施している多くの施設は高齢者施設です。
そこにいらっしゃる高齢者の方々は、
認知症と脳卒中の後遺症方が多数です。
ということは、
高齢者の音楽療法を行う際に、
脳血管性障害についても知識が必要になります。
今回の講座は、
クライアントさんを理解するうえで必要な情報のひとつとして
脳梗塞や脳出血、そしてその後遺症と心理面を学びました。
![セッションのポイント解説 セッションのポイント解説](https://www.horitamt.com/wordpress/wp-content/uploads/2011/07/P1040724-300x225.jpg)
さらに
その方々に対する効果的な音楽療法のポイントと、
曲や楽器の使い方については、
ミニセッションを通してその効果と方法を体験していただきました。
脳血管性の障害の方々は、
理解力が残されている場合が多く こちらの話すことはわかっておられます。
しかし
自分からは思うように話せなかったり、
行動がテキパキとできなくて イライラされていたり、
あきらめている方が多いです。 (もちろん、前向きな方もいらっしゃいますが)
そのような方々へは
音楽を使ってモチベーションを上げたり、 歌や楽器演奏をして
自信回復やストレス解消をする機会を提供することが大切になります。
![音楽療法ミニセッションの様子 音楽療法ミニセッションの様子](https://www.horitamt.com/wordpress/wp-content/uploads/2011/07/P1040723-300x225.jpg)
また、
無理なく楽しくできる音楽療法は
リハビリ的な要素も継続する事が可能です。
単調になりがちなリハビリも、
音楽療法的視点や方法を使うと楽しくできるので
機能回復施設や整形外科などにもドンドン取り入れていただきたいです。
そうすることで
笑顔になる方々が増えていくはずです。
ご参加の皆さん、暑い中本当にありがとうございました。
充実した1日をご一緒できて感謝です。
以上が講座の報告でした。
というわけで
熱中症には十分注意して活動しましょう!
では、また。
音楽療法士 堀田圭江子
追伸:
次回の音楽療法セラピスト養成講座は、「音楽療法概論」です。
少し間が空きますが8月に開催します。
音楽療法を実践する上で必須の講座ですから 勉強をスタートするのには絶好のタイミングです。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座
早くも残席2名、お早めにお申込ください。