堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

好きな曲のひとつやふたつは誰にでもありますね。

ちなみに私は最近好きなのは
モーツアルトのレクイエムです。

季節によっても変わるし
気分によっても変わるものです。

でも、
自分のお気に入りの曲って何回も聞きたくなるのは
どうーしてなんでしょうね?

★メロディーが好き
★歌詞が好き
★歌手の声が好き

などの理由が考えられます。

しかし
それだけではないんですよー。

実は
音楽にはルールがあります。

曲はだいたいある法則にのっとって作曲されています。

ハーモニーの進行のルールがあるんです。

それから大幅にはずれると、
気持ち悪い終わり方だったり
なんだかしっくりこない曲になります。

 

どうやら
その曲の進行パターンは人によって好むパターンが違う
みたいです。

なので
人によって曲の好みが違うのです。

それで、
自分の好きな曲っていうのは
自分の好きな進行パターンですので
すぐに覚えてしまいますよね。

 

そして
覚えると次にどの音がくるかと予想がつくわけです。

その予想通りにメロディーが展開されると
「ああ、やっぱりねー」と思います。

 

すなわち
「ああ、やっぱりねー」間違ってなかったと思い
何度も聞くのは「安心」を得ている
のですよ。

 

安心は快刺激ですからね。

そりゃ、たまりません。

何度も何度も聞きたくなります。

 

これが

好きな曲を何度も聞きたくなるカラクリです。