堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

新型コロナウィルスの影響で
お仕事や生活がイレギュラーな状況に
なっている方も多いと思います。

そのため
なんか落ち着かないなあ
モヤモヤするなと思われる時が
あるかもしれません。

そこで今日は
モヤモヤを解消し心を落ち着かせる方法
をご紹介したいと思います。

乱れた心を落ち着かせる方法

その方法とは、、、、

「自分の気持ちを明確にして寄り添う」

という方法です。

では、そのやり方です。

  1. 自分に質問する

    「今どんな気持ち?」
    「誰にまたは何に腹が立つ?」
    「どうなることが不安?」

    などと投げかけます。

  2. 出てきた単語や文章を紙に書き出す

    とにかく
    頭に浮かんだ言葉やひらめいたことを
    紙に書き出します。

  3. 出てきた単語や文章を声に出して読み
    自分の気持ちを認める

    例えば
    「行きたい時に行きたい場所に行けなくなって、
    行動が不自由になるのではないかと不安だ」

    という文章が出てきたら

    「そうなんだね、不安に思っているんだね」
    「わかるよ、わかるよ」と言ってあげるのです。

  4. 深呼吸を落ち着くまで行う

以上です。

心を落ち着かせる方法のポイント

この方法のポイントは
自分の中から出てきた言葉をそのまま認める
というところです。

とかく人は
不安な気持ちや他人に対しての怒りをもつことが
マイナスなことで、そんなことを考えたり、
思ってはいけないと思いがちです。

また
そんなことを思うのは「弱い人間」「悪い人間」
だと自分を責めてしまうことが多いかもしれません。

しかし
自分の中から出てくる気持ちは
責めても批判しても解消できないのです。

決して
「頑張れ」とか「ダメじゃやない」など
思わないでください。

それより
「そうか、そうなんだね」と
ありのままの気持ちを認めるだけ
いいのです。

それが寄り添うということです。

この方法で少しでも落ち着けると
次の行動がしやすくなると思います。

簡単な方法ですので
モヤモヤするたびに行ってみてください。

「ありのままの気持ちを認める」ことは音楽療法でも必要なこと

実は私も
いつも実践して習慣になっています。

なぜなら
音楽療法を行う際に役立つからです。

実際のセッションでは
クライアントが今どのような気持ちなのか
確認しながらプログラムを進めます。

その時に
クライアントは自分の気持ちを適切な
言葉で表現できないことも多いのです。

そんな時
セラピストはクライアントの気持ちを
予測したり表現しやすようにヒントを
出します。

その際に必要になるのが
セラピストの言葉の引き出しです。

その引き出しが多いほど
クライアントをより導けるのです。

なので普段から
「自分は何を感じているのか」
「どんな気持ちなのか」
を意識して気持ちを言語化し明確にする
ように
しています。

また
音楽療法ではクライアントを
「ありのまま受け入れる」や、
クライアントに「寄り添う」姿勢が大切

であると言われます。

これも
日常生活で自分自身に実践していると
クライアントにも自然とできるように
なっていきます。

ということで
クライアントをよりよく導くためには
セラピストは自分の気持ちを理解していることが
重要になります。

しかし
普段の生活では忙しくて
自分の気持ちに気付いたり寄り添って
ばかりもいられないかもしれません。

また
自分のことってどうやったらわかるの?
と迷われる場合も多いと思います。

そんな場合は
音楽療法セラピスト®養成講座
「セラピストの自己理解」
の講座をオススメします。

この講座では

  • 他人から自分はどのように見られているか
  • 自分のくせからわかる深層心理
  • 他人とのコミュニケーションを円滑にする方法
  • セラピストに必要な心がまえ
  • 自分の考え方のくせ
  • 自分を大切にする方法

などを知ることができます。

自分を深く理解して
毎日を気分よく自分らしく
過ごしていきませんか。

それでは今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子