堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

認知症や何かの病気や障がいのある方向けに行う
音楽療法で健康的にストレス発散できるプログラム」のご紹介
その作成ポイントについてお話しします

人間生きていると
必ずストレスはありますよね。

しかし
そのストレスですが
ためたままでは
健康にもよくありません。

ですので多くの方は
何かしらの方法で
ストレスを発散させて
いらっしゃると思います。

例えば

  • カラオケをする
  • 歩く
  • お風呂に入る
  • 美味しいものを食べる
  • お酒を飲む
  • 買い物をする
  • 掃除する
  • 瞑想をする
  • 音楽を大音量で聞く
  • ライブに行く

などなどでしょうか。

しかし
認知症や何かの病気や障がいで
自分一人で出かけたり
行動することが難しい場合や
施設などに入居している場合は、
自発的にストレス発散することは
難しいものです。

そんな時、音楽療法では
こんなプログラムを行っています。

それは
「打楽器を演奏する」というものです。

打楽器にはたくさん種類がありますが
セッションでは
叩いて簡単に音が出る楽器
「太鼓」や「タンバリン」を
よく活用
しています。

そして

  • 怒りの感情がたくさんたまっている方には
    大きな音が出る太鼓(和太鼓)
  • それほど怒りの感情がたまっていない方には
    小さな太鼓

を選んで使っています。

なぜ打楽器がストレス発散に有効なのかをお話しましょう。

打楽器は、「叩く」という動作がないと音が出ません。

この叩く動作をする際に
必ず手や腕を動かします。

この
「体を動かすこと」は
感情を外に出すことを
助けると言われており
叩くことでス
トレスの元になっている感情が外に
出やすくなるのです。

楽器を叩くことで「音」が出ます。

その音は
叩けば叩いた分だけ出るため
強く叩くと大きい音が出ます。

大きい音には
自分の気持ちを開放したり
発散したりする働きもあります。

なので
大きな音を出すことは
ストレス発散に有効だと
考えられます。

そのためか
太鼓を思い切り叩かれた後には
みなさんスッキリされたお顔をされています。

ということで
打楽器をうまく活用し
ストレスを発散できるプログラム
をご紹介しました。

もしも
ストレスがたまっているなと
感じられましたら
打楽器を叩いて(鳴らして)みるのも
いいかもしれません。

このように
音楽療法では
楽器の特性や音楽の特性を
活用してクライアントさんの行動の変化や
ストレスの発散を促しています。

そのほかにも
楽器の特性や音楽の特性についての
詳しいお話は
「音楽療法概論」の講座でお伝えしています。

音楽を使った活動は
参加者が元気になる、明るくなる
会話が弾むと思われます。

その理由には
音楽の特性や楽器の特性が
実は関係しています。

その理由について
この講座でわかりやすくお話ししますので
ぜひご参加ください。

「なるほど、そうか」と
納得していただけます
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座「音楽療法概論」はこちらです。

それでは
今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子