認知症の方はできることが少ないと思われているかもしれません。
でもそんなことはありません。

まだまだできることがたくさんあります。

その実例
認知症の方の残存機能を引き出す音楽療法
についてお話しします。

先日ある高齢者施設で
音楽療法をした時のことです。

その音楽療法には
Aさんという方が初めて参加しました。

Aさんは80歳代女性で
アルツハイマー型重度の認知症です。

Aさんについての前情報では

  • 自発的な言葉がない
  • 意欲がない
  • 会話が成立しにくい

ということでした。

発語を促すことを目的として音楽療法に参加

まずは発語を促すことを目的として
音楽療法に参加しました。

音楽療法での様子

さて
音楽療法が始まり、、、

「初めまして、私は堀田です。
あなたのお名前を教えてください。」

とAさんに質問しました。

すると
「○○」とAさんは苗字を答えたのです。

なので私は
「Aさんですね。ありがとうございます。
よろしくお願いします」と言うと
Aさんはニッコリ笑ってくれました。

そして
体操では少しだけですが手足を動かし
太鼓のプログラムではバチを持って
太鼓をたたかれました。

さらに
歌唱のプログラムでは
小さい声で歌われていたのです。

最後の挨拶の際
私はAさんに向かって
「Aさん、また誘いますので
来てくださいますか」と言いました。

すると
「うんうん」とうなづき
その音楽療法は終了しました。

音楽療法が終わると一人の女性が私に話かけてきました。

音楽療法が終了すると同時に一人の女性が
私に話かけてきました。

実は
Aさんの娘さんが音楽療法の様子を
見学されていたのです。

以下娘さんと堀田の会話です。


娘さん:
先生、ありがとうございました。
Aの娘です。お世話になります。

堀田:
初めまして。堀田です。
お母さまの様子ご覧になられてどうでしたか。

娘さん:
母があんなにいろんなことができると
思ってなかったのでびっくりしました。

堀田:
そうなんですね。
お母様、まだまだできそうですね。

娘さん:
ちょっと前までは諦めていたんですけど。

堀田:
いやいや、諦めるのは早いです。
今までは、できることはあるけれど
その力を発揮する機会が少なかっただけ

だと思いますよ。

これからは、
音楽療法で力を発揮する機会を
作るようにしていきますね。

娘さん:
先生、よろしくお願いします。


と娘さんはおっしゃって
Aさんとお部屋に戻られました。

ということで
Aさんは初回の参加にもかかわらず
名前を言えたり
太鼓をバチで叩き
歌うこともできたのです。

このように
音楽療法は認知症の方の
残されている力(残存機能)を
引き出すことができます。

なぜ音楽療法は残存機能を引き出せるのか?

では
なぜそのような反応を音楽療法は引き出すことができたのか。

理由は色々考えられます。

例えば

  • 音楽が心身ともにリラックスさせた
  • クライアントのもつゆっくりしたテンポに
    合わせた伴奏やプログラム進行だった
  • 少人数のグループだったのでプログラムに集中できた
  • 歌唱の曲がクライアントがよく知っている曲だった
  • クライアントにかける声かけのタイミングが適切だった

などです。

そしてこれらの理由は全て
認知症の方の特性にマッチしている
という特徴があります。

そのため音楽療法は
認知症の方の残存機能を引き出す
ことが可能になるわけなのです。

認知症の残存機能をうまく引き出せない時には

もしもあなたが
認知症の方が持っている力(残存機能)を引き出すことに
悩まれている場合には、

今行っていることが
認知症の方の特性にマッチしたものかを
確認してみるといいでしょう。

でも
認知症の方の特性や特性に合うアプローチ
が具体的にわからないという場合も
少なくないかもしれません。

そんな場合は
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この講座で

  • アルツハイマー型認知症の特性
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  • 認知症の特性にマッチした音楽プログラムの作り方

について学ぶことができます。

それぞれの認知症について深く理解し
適応する音楽プログラムとアプローチで
認知症の方の残っている機能や力を
無理なく楽しく引き出しましょう。
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講座で学んだことを実践しながら
確かなスキルとして身につけられます。

それでは
今日も一日元気出していきましょう。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子