堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは。
音楽療法士の堀田です。

本日は、
「冬こそカラダを動かそう企画」(勝手に作りました)
のための音楽の使い方についてお話します。

 

あなたは、冬になると肩こりがひどくなったりしませんか?

もしそうだとしたら 寒さのせいで、知らず知らずに肩をすぼめて歩いたり
カラダを縮めていたりするからかもしれませんね。

 

でもこの行動には理由があります。

ズバリ、 体温を温存するためです。

 

カラダを縮めることでカラダの内側(内蔵)の温度を
下げないようにしているのです。

じっとして動かない場合には、この方法も有効ですが、
私は、あえてカラダを動かすことで体温を上昇させる方法をおすすめします。

 

特に 高齢者の方々には適度な運動(動き)は 寒い冬にも必要です。

なぜかといいますと、
カラダが縮まってしまうと、気持ちも内側に向きやすくなり、
マイナス思考になっていくからです。

それでなくても 日照時間も少ない冬(特に日本海側)は、
気分も滅入りがちですよね。

さあ、 そんな時こそ、
音楽を使ってカラダを動かしてみましょう!

 

では どのようなことを意識したらよいか。

1、まずはゆっくりしたテンポの曲を使う。

目的:少しずつやる気になるように。 ゆっくりカラダに刺激をいれる。

 

2、その日の気分や天気で選んだ曲を使う。
(曲の候補を数曲選択しておき、その中から選択する。)

目的:自分の気持ちに寄り添う。音楽がパートナー役を務める。

 

3、リズム感のある曲を使う。 テンポはあまり速くないもの。

目的:運動を誘発する。集中させる。楽しんでできる。

 

4、終わりはゆっくりめの曲を使う。

目的:クールダウン。落ち着かせる。

 

以上のポイントを意識して、音楽を活用してみてください。

 

でも、 くれぐれも無理しないことが条件です。

カラダの調子や、気持ちの具合と相談しながら進めてくださいね。

 

高齢者の音楽療法でも
寒い時こそ、カラダを動かすプログラムをいつもより
長い時間をとってじっくり行うのもおすすめです。

 

レッツトライ!

 

では今日はこの辺で。

音楽療法士 堀田圭江子