多動な男子も、おとなしくなった音楽の時間 その1

さて本日は「多動な男子も、おとなしくなった音楽の時間」というお話しです。

 

私は以前
数年間ですが高校の教員をしていました。

その時に出会ったある男子生徒のお話しを
今日は紹介したいと思います。

私は
高校1年から3年まで教えていましたが
これからお話しするのは
高校1年生のクラスでのことです。

新学期、ある1年生のクラスの音楽の時間を始めました。

出席をとり
私がピアノに座り、歌の伴奏を弾き始め
生徒たちは歌い始めました。

曲の半分にさしかかった頃
私の視界の中に何かが写り込んで来ました。

「え?なに?」と思い
生徒たちの方を見ると、、、

生徒1人が
立ってウロウロと教室の中を歩いているではありませんか?!

私はあっけに取られながらも
1曲弾き終わったところで
その生徒に注意をしました。

「○○君、今みんなで歌っているのですから、座ってください」

すると
「はーい」と言って自分の席に戻りました。

そして
私は「では、もう1度歌いましょう」と言って
ピアノを弾き始め、皆も歌い始めました。

今度は
曲の終盤になったところで彼は席を立ちました。

それで私も
「おーい、座ってくださーい」と彼を呼び戻し
彼は着席しました。

その後も
彼と私の攻防戦は続き(笑)
クタクタになってその授業を終えたのです。

そして
その次もその次の授業も
彼は自分の席に長いこと座っていられず
放浪の旅に出ていたのでした。

他の授業ではどんな様子なのか?

困った私は
他の科目の授業ではどんな様子なのか
数学や社会の先生にお聞きしました。

その答えは
どの先生も「立ち歩いている」でした。

「やはりそうなのか」と思いましたが、
なぜ彼が座っていられないのかがわかりませんでした。

それでも
音楽の授業は進めていかなければならず、、、

とりあえず
私は授業を予定通りに進行しながらも次のことだけを実行しました。

  • 授業に入る前に、
    彼に「今日の調子はどうか」と声をかける
  • 彼に対してはすぐに叱りつけるのではなく
    行動をよく観察する

それから
3週間が経過したある日の授業中、
私がいつものようにピアノで歌の伴奏をしていると
何か背中に暖かさを感じたのです。

恐る恐る振り返ると
そこには
あの立ち歩く彼の背中がありました。

「あなたはなぜ、ここに、、、」

その2に続く、、、

 

それでは
今日も張り切ってまいりましょう!

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

「障がい児の音楽療法2」に
参加された受講生の感想も参考にお読みください。

※Kさん 女性(33才)宮崎県 会社員

障がい者の方達(クライアント)にとって、自分がやっていることが
効果として役立つようにしていきたい思い受講。

効果を出すためには、
本音を出して、自然体で相手と向き合うことが大切なポイントだということがわかりました。

今日の講座で、自分の弱い部分と向き合わなければ、
相手のことを考えたセラピーはできないと感じました。

発達障害や他の障害も含めて認識不足でした。
もっとよく知ったうえで準備できるようにしていきたいと思います。

ありがとうございました。


※Kさん 女性(52才)栃木県 公務員

障がい児に接するときの心構えやねらい見方など基礎を知りたいと思い参加しました。

期待通りでした。

同情したり、融合したりはないと思っていても、手立ての根っこがわからずにいたので、
障がい児と接するにあたって、自信を持って指導計画に取り組むことができそうです。

堀田先生のお話の中で、人としてどうあるべきか考えることが多く、
大変勉強になります。

具体的なヒントをたくさんいただけました。
本では得られないことばかりです。

忘れないように自分のものにしてゆきたいと思います。

本日もありがとうございました。


※Iさん 女性(43才)福岡県 会社員

障がい児や障がい者の方との関わり方について知りたい、
障がい児1に続き、具体的な治療プログラムや注意点なども学びたいと思い受講。

とても具体的に説明していただき、またVTRも見せていただいたので参考になりました。

今日は少人数でいつもと少し違う感じでとても参考になりました。

本日もありがとうございました。
次回は実習、よろしくお願いします。


※Cさん 女性(43才)神奈川県 公務員

「障がい児1」がとても参考になったので、さらに深めたく楽しみでした。

他の受講生の職場でのお悩みから様々な話が聞け、参考になりました。

今日もありがとうございました。
今回も自分の心のあり方を考えさせられました。

“怒り”のメールマガジンでもありましたが、
ついつい“怒り”って相手への攻撃として現れたり
感情のベクトルが向いてしまいますが、
そこで「おいおい待て待て、何をそんなに荒ぶってんだい?」と自分に問いかけるコトで
“怒り”の反応原因が見えてくるんだなあと。

己を知るきっかけを相手はくれたんだと思えた瞬間でした。

今日も頭の中、パンパンで湯気がプシュー!!となっていて
うまく感想が述べられませんが、また勉強を続けていきたいです。

ありがとうございました。


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どの講座からスタートされても大丈夫です。

音楽の専門知識や、特別な準備は必要ありません。

10名の少人数制ですのでリラックスして参加でき、
知りたいことや聞きたいこともその場で質問可能なので、
より理解が深まります。

さらに現場実習にも参加することで
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