堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

もうすぐクリスマスですね。

色々な場面でクリスマスソングが
使われるのではないでしょうか。

ということで今日は
クリスマスソングを使った
楽器のプログラムを
ご紹介したいと思います。

音楽療法や音楽レクリエーションで活用してください。

楽器のプログラムのメリット

その前に
楽器のプログラム
について少しお話しします。

楽器を使ったプログラムは
単に活動が賑やかになるだけ
ではありません。

実は、複数のメリットがあるのです。

例えば

  • 楽器の音や指示に集中するため集中力が上がる
  • 楽器が動きを誘発し楽しくリハビリできる
  • 簡単に音が出せると意欲が出る
  • 楽器演奏で自信回復ができる

などです。

なので
時折プログラムに取り入れ
てみてください。

それでは
プログラムをご紹介します。

クリスマスソングを使った楽器プログラム

このプログラムは、高齢者だけでなく
子どものプログラムにも活用できます。

「合奏」のプログラム

目的 集中力の向上を目指す。
自分以外の人を意識し合奏することで社会性を育てる
使用曲 きよしこの夜(聖夜)
使用する物 ハンドベルまたはトーンチャイム
方法 3つのグループに分かれて演奏する。
指揮者(指示する人)は演奏のタイミングをグループに指示する。1のグループはドとミの音
2のグループはファとラの音
3のグループはソとレの音

きよし  :1グループ
この夜  :1グループ
星は   :3グループ
ひかり  :1グループ

すくいの :2グループ
みこは  :1グループ

まぶねの :2グループ
中に   :1グループ

ねむりた :3グループ
もーお  :1グループ

いーと  :1グループ
やーす  :3グループ
くー   :1グループ

なお
楽器を鳴らすタイミングは

きーよ しー
「き」と「し」のところです。
各パート2回ずつ鳴らします。

ただし
「いーと」「やーす」のところは
1回だけ鳴らします。

応用編として
楽器をトライアングルに変更し
トライアングル演奏者以外は
歌うというのもオススメです。

ぜひ
お試しください。

では今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子