- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
「20年前の記録から発見したこと」についてお話します。
最後までおつきあいを。
来月は、ある特別養護老人ホームで、
音楽療法セッションの3ヶ月ごとのミィーティングがあります。
毎回
その会議資料を私が作成していますが、ひょんなことから
過去の資料を探すことになりまして、、、、
そして
発掘されたのが20年前のセッション記録及び会議資料でした!
そこにはミラクルなことが書かれてありました。
なんと、音楽療法担当職員が5人!!
えー!
毎回のセッションに職員が3人参加し
その中の1人は記録専門の職員だという、
今からは考えられない体制でした。
さらに
「年間行事及び活動表」というものも見つけ
そこには
花見やバスハイク、盆踊り、敬老祝賀会、餅つき、などなどがあり
その表の中には
「音楽療法」の項目もあり、
「集団音楽療法」と「個人音楽療法」と参加者名が書いてありました。
あぁぁぁぁ、そうだった、そうだった。
こんな風にやっていたよ。
昔はよかったなぁぁあ、、、、、。
と現状との違いに目に涙を浮かべる私でありました。
そしてそして
その音楽療法の記録を読んでいて気がついたことがありました。
それは
記録の書き方(書式)がどんどん変化していった
ということです。
例えば
20年前の記録の書き方は
まずセッションの場で
職員さんが記録用紙に
クライアントさん一人一人の行動や発語を、ありのまま記述します。
その次にミーティングで、
私(セラピスト)が感じたことやその言動に対するクライアントの思いや意味の補足、
そして今後の展望やアプローチ方法などを打ち合せし書いていました。
その場で記録と評価を完成させるため
ミィーティングの時間がかなり必要だったことを思い出しました。
それから数年ごとに
記録の書式が変化していきました。
現在では
限られた時間内で効率良く記録と評価をする必要があるため
ミィーティングの時は、セラピストがリーダーとなり
クライアントさんの様子を客観的にまとめ、他のスタッフから補足をしてもらったりして
話し合いながら、評価までを出していきます。
職員さんたちその場では
メモをとり、その後パソコンに打つ時に文章にしています。
しかし
記録の書式は変化しても
「 や職員さんたちと
大切にしていきたい については
のだなあ」と。
そして
プログラムの組み方やクライアントさんに対するコメントを見ることで
■というわけで
どのような状況にあっても、 なことです。
■まずは
ようにしましょう。
■
です。でも
時間はないけどメモよりは充実した記録や評価をしたいと思っていらしゃる方は
短時間でもできる「記録と評価」の詳細はこちらです。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト養成講座「記録と評価」
参考に
受講生の感想もどうぞ!!
「記録と評価」に参加された方の感想
※Tさん 女性(48才)保育士
とてもわかりやすい講義でした。
ありがとうございました。
※Oさん 女性(54才)介護職
参加されていた方達は、実際にセッションを行っているとのことで、
色々なお話しが伺え参考になりました。
私もいずれセラピストとして独り立ちしたいと思っている気持ちが
だんだん膨らんできています。
実現できる日を夢見て頑張って行きたいと思います。
本日もありがとうございました。
※Fさん 女性(65才)看護師
例を示してわかりやすい説明に感謝です。
ありがとうございました。
早速使ってみたいと思います。
※Iさん 女性(56才)介護職
軸(自分軸)を設定し、それに従って設定してゆくことを今後見直して
現場に役立てていきたいと思います。
沢山の考え方、ツールをいただきました。
分析して解釈することの大切さをしっかり身につけたいと思います。
実践して役立てたいと思います。
音楽療法を通してクライアントさん方が「現実を生きる実感を持ってもらう」
「今を感じて生きてもらう」という最終ゴール、目的はここにある!という先生の
お言葉と姿勢に胸を打たれました。
つい目先のことを追いかけてしまいがちですが、視野を広げてくださったような気持ちです。
また「なぜその活動をするのか」の基本を今一度よく考えて今後に役立ててゆきたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
※Sさん 女性(58才)介護職
音楽療法を実際に実施して数年経ちましたが、
その効果や次に向けての目標に役立てるための記録が
思うようにできていない。
もう一度考える機会を持ちたいと参加しました。
自信を持って決めたことを実践しようと思います。
これでよいのかという自信のない状態から
やっぱりこれでよかったのかという安心(自信)の部分と
変えなくてはいけない気持ちの部分に気付くことができました。
同じように音楽療法をやっていこうという仲間がいて
心強く思いました。
※Iさん 女性(36才)介護職
今後、自分のやるべき課題、宿題は多いと感じたが
ある程度解決できたと思います。
今回「記録と評価」のテーマ以外にも音楽療法について考え直せたこと、
学べたことが多くあり貴重な時間となりました。
多分ひとりで行っていて、第一線で活躍されている先生のお話しから
沢山の糸口を見つけられた気がします。
「音楽療法セラピスト養成講座」は、専門学校や大学とは違い、
どの講座から受講していただいても理解できる内容で、
お仕事や子育てしながらご自分のペースで学んでいただけるように
なっていますから安心して参加して下さいね。
それでは
体調に注意されて、晩秋をお過ごしくださいませ。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子
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