音楽療法講座

音楽療法について音楽療法士の堀田圭江子がご案内します!

高齢者の音楽レクリエーションで参加者全員を満足させるには?

堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは、 堀田です。

先日、こんなご質問メールをいただきました。

Q:高齢者のディサービスで仕事をしています。

20人くらいのグループで、音楽レクリエーションをしているのですが、
歌を歌うプログラムで、歌っている人もいれば歌っていない人もいたり、
寝ている人もいます。

 

それで私は、、、

A:1つのプログラムで全員を満足させることはできません。

なぜなら、参加者全員が、皆同じ曲が好きだとは限らないからです。
また、歌うことが好きな人とそうではない人もいるはずです。

だとすれば、

と考えてみてはいかがでしょう。

とお答えしました。

 

実は
多くの方が同じようなことで悩んでおられるようです。

それで
ここでちょっと確認をしてみたいのですが、、、

 

もしかしたら、こんなふうに考えていませんか?

と思い込まれていないでしょうか。

 

確かに
せっかくですから、
多くの参加者に満足感は感じていただきたいと思うのは無理もありません。

 

しかし
参加者を「好みの一致する人」だけグループにでもしない限り
1つのプログラムで満足を得るのはかなり難しいです。

 

また
音楽療法の特性に

個人の趣向に合った音楽を使用することで音楽療法の効果はあがる

とあるように、好きでもない曲には興味も持てないし集中もできないものなのです。

 

それから
たとえ歌のプログラムの時に歌っていない人がいたとしても

その人には必ず何かの理由があるはずです。

 

例えば
歌わないけれど心の中で歌っているかもしれませんし
歌詞は目で追っているかもしれません。

 

または、
その日具合が悪くて歌えないのかもしれません。
何か直前に嫌なことがあって気分が悪いのかもしれないのです。

 

というように

一見、マイナスの反応に見えることでも
その反応の意味を分析したり解釈を深めることで、

病気の早期発見になったり
参加者の深い理解につながっていくこともあります。

だとすると
参加者全員が全てのプログラムに参加し
満足を得ることだけに必死になるのではなく

参加者の出来るだけ多くのみなさんに、
 複数のプログラムを通して楽しさや満足を得ていただく

という考えで実践された方が現実的ですし、
無理がないプログラムを組めるのではないかと思うのです。

いかがでしょう。

少しは楽にレクリエーションや音楽療法を実践する気持ちになれましたでしょうか。

このような
ちょっとした考え方の変換は私たちの生活にもいろんな場面で活用できますので
ぜひお試しください。

 

では、今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

 

音楽療法の第一歩を、メールで始める

基礎編(全9回・毎日配信)で音楽療法の全体像を、
実践編(週2回)で対象者の見立て→目標設定→プログラム作成まで、無料で学べます。

音楽療法メールセミナーの目次

  1. 音楽療法って何?
  2. 音楽の特性
  3. 音楽療法の特徴
  4. 音楽療法はどこで、誰が受けている?
  5. 音楽療法の効果について
  6. 音楽療法士になるためには
  7. 音楽療法士の現状
  8. 音楽療法士(セラピスト)に必要なこと
  9. 音楽療法を始めるあなたへ

※いつでもワンクリックで配信停止できます。
※私もスパムメールが大嫌いなので、迷惑メールは送りません。

セキュリティ送信のため少し時間がかかる場合がありますが、
登録完了ページが表示されるまでそのままお待ち下さい。

この記事を書いている人

テキストのコピーはできません。