音楽療法で「ちょっと失敗してしまった」お話しです。

音楽療法でクライアントさんに対する理解が足りず「ちょっと失敗してしまった」お話しです。
おつきあいくださいね。

先日
ある高齢者施設で
認知症の方とセッションした時のことです。

Aさんは80代の女性。
認知症で、集中力が短くいつもキョロキョロしています。
また、否定的な言葉を多く発しています。

歌詞を読んでもらおうと
茶摘みの歌詞を目の前に持っていったところ、、、

夏(なつ)、

だけ読み
「見えないよー、わかんないよー」
と言いその先を読もうとしません。

私は
「◯◯さん、1行だけ読んでみましょう」「その次は?」
と声をかけて、
読みだすのをずっと待ちました。

しかし
「わかんないよー、帰りたいよー、」と
言うだけで読もうとしなかったのです。

私は
「今日は調子が悪いのかもしれないな」と思ったので
それ以上、誘導しませんでした。

そして
自分でもすっきりしないまま
セッションは終わりにさしかかり
次回の予告をしたところ
Aさんは「ありがと」と私に向かって言ったのです。

さっきはあんなに、帰りたいと言ってたのに
どういうことなのかしら?

そして
Aさんの情報を聞くべく
ワーカー室に飛び込み
Aさんの居室担当者に質問しました。

「Aさん今日は音楽療法参加しましたけど、
わからないとか・帰りたとか・助けてとか連発してましたが、
いつもはどんな様子ですか?」

そうすると
「Aさんねー、ご飯食べている時以外はずっとマイナス発言です。
もう、口癖っていうか。でも嫌で言ってるわけではないと思いますよ」
と教えてくれました。

えー、そうだったのかと
私は、納得しました。

実はこのAさん、
前回のセッションから数ヶ月参加しておらず
最近の状態が正確にはわからなかったのです。

でもいつもでしたら
セッション前にクライアントさんの情報を入手して準備するところですが、
今回は急遽Aさんが参加することになったため
前情報の入手ができていませんでした。

そのため
Aさんに対して
どこまで促せばいいのか、私自身に迷いが出てしまったのです(汗)。

もしかしたら
Aさんはもう少し促したりヒントを出したりすれば
歌詞を読めたかもしれません。

ということで
どんなに時間がなくても
クライアントさんの情報はきちんと入手しておくべくだと
改めて反省しました。

このように、、、、
クライアントさんの力を引き出すためには
クライアントさんが今どのような状態かを正確に把握しておくことが必要です。

そして
正確にクライアントさんを理解して
アプローチしていくことで
変化を促すことができます。

とはいえ
セラピストは一人で現場を担当することも多く
先ほどの私の失敗のようなことも
あるかと思います。

そんな時は
他人の実践例を学ぶことで
自分のセッションの盲点や自分の癖や傾向が見えてくることもあります。

そこで
認知症をはじめ、発達障がい、高次脳機能障害の方への
たくさんの実践例をご紹介するのが
音楽療法セラピスト養成講座「事例研究」の講座です。

この講座は
音楽療法の様々な効果をわかりやすく解説し、
現場をすでにお持ちの方には
ご自分のセッションの振り返りのきっかけにも
活用していただける内容になっています。

どなたでもご参加いただけます。

「事例研究」に参加された受講生の感想も参考にお読みください。

※Gさん 女性(39才)その他

しばらく勉強が中断しており、3年ぶりの再受講でした。
あまりに久しぶりで大丈夫かな、、、と不安でした。

記憶の隅にあったものが掘り起こされ、再認識出来たことと、
新たに知れたことで充実した時間になりました。

マイペースながら、継続して学んでいきたいと思います。


※高柳さん 女性(32才)看護師

事例研究の意義や文書のまとめ方などよく分かりました。
しかし考察がしっかりできるようになるには知識や経験を
どんどん積み重ねていくことが必要だとあらためて思いました。

一つの症例を文章にするのは大変だけど、自分の経験を知恵に
していくためには必要なプロセス何だなと思いました。

今日も楽しかったです。
ありがとうございました。


※Fさん 女性(45才)その他

実務経験が乏しいため、多くの事例を知るチャンスと思い参加しました。

具体的な内容で、それも代表的な障がいをピックアップした事例ばかりで
とても参考になりました。

全ての講義に大変満足しております。

ただ聞くだけの講義とは異なり、必ず一度考えさせてから
内容に入っていく先生の手法に毎回引きこまれます。

それも全人的見方からのアドバイスにただただ驚くばかりです。

先生の問いかけ、一つひとつの言葉、表情、全てに理由があり
それを今度は自分自身に意識しながら自分と他者との関わりを持って
いきいきと自分らしく生活していきたいと強く感じました。

本当にありがとうございました。


※Kさん 女性(44才)ピアノ講師

様々な事例を知りたいと思い参加しました。

それぞれの事例はよく分かりました。

今日の事例に当てはまらない人もたくさんいると思いますが、
セッションしながら自分が成長していけばいいのですね。

色々な角度から見られるようになりたいと思いました。


※Kさん 女性(53才)介護職

ディサービスの利用者様の多様性に
どのように対応して行ったら良いか、悩んでいた。

いくつかの事例を通して、病状による注意点が勉強になった。

毎回、学びの中で
自分自身のセラピーを受けている充実感を味わっています。


音楽療法セラピスト養成講座は、
どの講座からスタートされても大丈夫です。

音楽の専門知識や、特別な準備は必要ありません。

10名の少人数制ですのでリラックスして参加でき、
知りたいことや聞きたいこともその場で質問可能なので、
より理解が深まります。

「音楽療法セラピスト養成講座」

それでは今日も1日はりきってまいりましょう!

音楽療法セラピスト 堀田圭江子



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