音楽療法講座

音楽療法について音楽療法士の堀田圭江子がご案内します!

音楽を使って、楽に、楽しく介護する

堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

本日のお話を。
「音楽を使って、楽に、楽しく介護する」というお話しです。

私は高齢者施設でセッションを実施しているので
そのたびに、施設職員の方とよく話します。

先日も一緒に昼食を食べながら
こんな話しになりました。

介護職員さん:
先生、Aさんなんですけどトイレに座って立つ時に
全然立ち上がれなくなってしまって、困ってるんですよねー。

堀田:
あらー。そうなんだー。ちなみに座るのはすんなりできるの?

介護職員さん:
まあ、なんとかできます。

堀田:
じゃあ動作が、しにくいって感じかな?

介護職員さん:
あ、そうです、そうです。

堀田:
うーん。では、こんな方法はどうかな。

介護職員さん:
なんですか?

堀田:
たとえばだけど「故郷の空」って歌があるので、
その歌を歌いながら立つ動作を促してみるとか。

介護職員さん:
故郷の空って「夕空晴れて」っていう曲ですか?

堀田:
そー、そー。その曲です。

介護職員さん:
でも、なんで歌なんですか?

堀田:
実はね、音楽には運動を促すっていう特徴があって、
その特性を使うと体が動きやすくなると言われているのよ。

なので、歌いながら立ち上がりを促してみるといいかもって思って。

介護職員さん:
わかりました。やってみますね。

その1週間後、、、、

介護職員さん:
先生、Aさん、立ってくれました!

堀田:
おお!よかったねー!

介護職員さん:
私の下手な歌でも大丈夫でした(笑)。

堀田:
あはは、歌のうまさは関係ないのですよ。

介護職員さん:
これからは、他の人にもやってみます。
ありがとうございました。

というわけで
音楽の特性を使うことで
介護や援助が楽になったり、楽しくできたりすることがあります。

ぜひ
多くの方に知っていただきたいと思います。

先ほどご紹介した方法の他にも
音楽の特性を活用した実例は
音楽療法セラピスト養成講座「高齢者の音楽療法1と2」の講座で詳しくご紹介します。

特に
高齢者施設でお仕事されている方や
ご家族に高齢者の方がいらっしゃる方などには
現場ですぐに活用していただけますので
おすすめです。

それでは、
気温の差が激しく体調を崩しやすくなっておりますので
どうぞご自愛くださいませ。

お元気で素敵な1日になりますように。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

無料で音楽療法メールセミナーを購読する

毎日9日間、朝7時にあなたのメールボックスにお届けします。

目次

  1. 音楽療法って何??
  2. 音楽の特性
  3. 音楽療法の特徴
  4. 音楽療法はどこで、誰が受けている?
  5. 音楽療法の効果について
  6. 音楽療法士になるためには
  7. 音楽療法士の現状
  8. 音楽療法士(セラピスト)に必要なこと
  9. 最後に・・・

お名前を入力

 

メールアドレスを入力

※購読解除はいつでも可能です

この記事を書いている人

テキストのコピーはできません。