堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは、堀田です。

さてさて本日は不安な気持ちの時に「自分を安心させる方法」についてお話ししたいと思います。

このお題目を読んだだけでは
音楽療法とは関係ないではないか!と思われるかもしれませんが
無関係ではありませんので、どうぞ最後までおつきあいくださいませ。

突然ですが
私は意外にもチキンハート(小心者)なんです。

普段は講座をしたり
セッションしたりと人前で話すことも多くあり
明るい人だねと言われますが

実は
少しでも心配ごとや、不安なことがあると
そのことが頭から離れなくなり、重い気持ちになります。

しかし
私の仕事は相談者の悩みを解決する方向に導くことであり、
音楽療法では、みなさんと明るく楽しく音楽をしクライアントさんに集中しないといけません。

その時ばかりは
自分の不安や心配を脇に置いておく必要があります。

なので
仕事とプライベートとは切り替えをうまくやっているつもりなのですが、

それでも
1年に何回かはドカーンと大きな問題にぶち当たり
不安が強くなることもあります。

そんな時は
自分の気持ちを安心させることが必要になります。

というわけで
私の実践している簡単な方法をご紹介したいと思います。

「自分の気持ちを安心させる」方法

1、何に対して不安なのかを紙に書き出し、言葉にする

不安の元って、自分はわかっていないことが多いものです。

いったい自分は何が怖いのか、どうなってしまうことが怖いのか?
を明確にしてみるのです。

例えば紙に書き出してみて、
「私は◯◯になることが怖いと思っています」と読みあげます。

そうすると
不安は明確になり、その不安の正体が見えますので、
不安自体がだいぶ小さくなるはずです。

2、不安を持っている自分を責めない

私は◯◯が怖いと思っているとわかって
それだけで安心できるかというと、実はそうでもありません。

怖がっていることがわかったとしても、
その次に無意識に行っているのが叱咤激励なのです。

「そんな怖がってたらダメだよ、いつまで怖がっているの!しっかりしなさい私!」と
もう一人の自分みたいなものがお尻を叩いているかもしれません。

もしも
やってるかもと思われたなら、それを中止してください。
ダメだとか、しっかりしろとかの言葉を使ったり思わないようにします。

3、それでも自分はベストを尽くしていると意識する

そして最後に 
「確かに怖いものはあるけど、日常生活も送れているし、
できてることもあるんだから大丈夫だよ。私なりにベストをつくしているよ」

と心の中でつぶやくことです。
(もちろん一人の空間になれる場所では、声に出して言ってもよいです。)

心が落ち着いて安心感を感じられるまで繰り返しつぶやきます。

以上この3ステップが、自分が不安に陥った時に最初に行う方法です。

よかったらお試しくださいね。

 

私は
ベストコンディションに持っていくべく
なるべく自分に対して意識を向け
自分の心と体の状態を把握するようにしております。

そして
クライアントさんの理解をフレッシュな気持ちでしていきます。

これが
長い間音楽療法やセラピーを続けてこられた秘訣かもしれません。

もちろんこのことは
これからも大切にしていきたいと思っています。

でも
なかなか習慣になるまでは大変かもしれませんし
自分への理解を深めることは簡単ではないかもしれません。

自分を理解するきっかけにしていただけるのが
音楽療法セラピスト養成講座の「セラピストの自己理解」の講座です。

 

それでは
今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子