堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

さて本日は「高齢者領域でも障がいの知識が必要!」というお話しです。

こんなことがありました。
ある高齢者施設に行った時のことです。

音楽療法担当の職員さんが
「先生、先週入居された方が知的に遅れのある方なんですが
音楽療法に参加させてほしいのです。いいですか?」
といってきました。

私は
「いいけれど、何か困ったことでもある?」と聞くと。

「実は私たち、認知症以外の障がいがある方とは関わりがないので、支援の方法を迷っています」と。

なるほど。

よく話しを聞くと、、、

職員さんたちは
入居時に伝えられた情報があまりに少ないうえに
認知症ではない障がいに対する知識も少ないのだと話してくれました。

というわけで
早速、その方(70代男性)をセッションに参加してもらったところ
このようなことがわかりました。

  • オウム返ししかできない(前情報では)と思われていたが、簡単な会話もできる
  • 太鼓のリズムを模倣ができるので、集中して聞くことができる
  • 字が読めない
  • ゆっくりなテンポの曲には体を揺らして反応する

など。

まだ数回しかセッションに参加していないので
その方の全てを理解するには至っていませんが、
掴んだ情報を職員の方に伝えたところ

「この情報を参考に、支援の方針をみんなで考えてみます。」

と言っていました。

このように
障がい児・障がい者領域だけではなく高齢者領域においても
障がいについての正しい知識と理解は必要な時代になってきました。

そして
その正しい知識と理解があってこそ適正なサポートが実現しますね。

どのようなところにでも活用できる
障がいについての正しい知識と理解の詳しいお話しは
音楽療法セラピスト養成講座「障がい児の音楽療法1・2」を確認ください。

受講生の感想も参考にしてくださいね。

「障がい児のの音楽療法1」に参加された方の感想

※Mさん 女性(57才)介護職

先生の具体例を含めての講座内容がとてもわかりやすく、
名称だけしか知らなかった発達障害について勉強でき大変良かったです。


※Tさん 女性(54才)介護職

一人の障がいを持つ親としてすごく良かったなと思いました。

一人ひとりの障がいの違いを理解すれば
どのように向き合うのが良いのかわかるようになると思いました。


※Iさん 女性(49才)介護職

LD(学習障害)の子供が文章を読んだ時 “こうなんだよ” という文書を実際に読んでみて、
なるほど、、、と実感出来ました。


※Eさん 女性(44才)介護職

新たなページを開いた思いです。
未知の世界なので、まだまだいろいろな情報を得たいと思いました。


※Eさん 女性(51才)保育士

「応援をしていくこと」と「融合」の違いが
私の中で改めて一つの気づきになりました。

個人の持っている力を最大限に引き出すためには、
(手出し、手助けの必要性)をもっと細かく考えて
見極めるべきだと思いました。

先生が話された
“子供に試されているのですよ”

本当にそうだ!と強く思いました。

迷わず一貫性を持って、子供一人ひとりと対等に付き合っていくこと、、、。

もう一度、しっかり心に止めて接していきます。

本当にありがとうございました。
次の講座でまたいっぱい吸収して帰りたいです。


「音楽療法セラピスト養成講座」は、専門学校や大学とは違い、
終了期限がありませんのでどの講座からでもスタートでき、

お仕事や子育てしながらあなたのペースで、
必要な講座を選んで学んでいただけるようになっています。

それから実習制度もあるので学んだことを
現場で実践しながら確かなスキルとして
身につけていただけますから安心して参加して下さいね。
  ↓  ↓  ↓
音楽療法セラピスト養成講座

では今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子