なぜ、音楽療法で怒りん坊の彼が笑顔になったのか?

本日は前回にお話ししました
音楽療法で「怒りん坊の男性が笑顔になった」件についての続編です。

ここであらすじをおさえておきましょう。

ある有料老人ホームに入所している
末期ガンの男性です。

入所以来
いつも不機嫌で、自分の意にそわないことがあるとスタッフも怒鳴りつけていました。

そんな彼が
音楽療法に自らの希望で参加することになりセッションに参加すると、、、、

すこしずつ笑顔になり楽しんで、
さらに他の参加者への賞賛や応援までし
今までのイメージとは全く違う一面を見せたというところまでをお話ししました。

その後
継続してセッションに参加されていまして
セッション中は穏やかに笑顔で、質問にも冗談も交えて答えるほどです。

そして
普段の生活でも以前に比べると怒鳴る回数も減り
穏やかな表情も見せるようになったとケアマネさんからの報告がありました。

その怒りん坊の彼が、
なぜ音楽療法では穏やかになり笑顔まで見せるのでしょうか?

例えば

  • 音楽がもともと好きだった
  • 他の参加者が優しそうだった
  • 小グループだと落ち着く
  • 普段の生活の中では体験できない楽器演奏が楽しかった

などがあげられるかもしれませんね。

さらにもう少し深く考えてみますと、、、


自然体でいられる場所である

音楽療法では、
セラピストとクライアントの関係には上下関係はありません。

セラピストはクライアントの上に立つのでもなく
クライアントにおべっかを使って持ち上げることもしません。

そして
楽しい時はお腹の底から笑い、共に涙し、お互いの話しを聞きます。

外部の人間と内部の人間を分けている

彼は私のことを職員ではなく、
外部の人間だということを理解しておられます。

施設の職員さんは家族のように思ってらして
私のことは他人だという理解だとすると、
外面の一面を見せてくれたのかもしれません。

他人には意外な一面を見せるのも人間の姿です。

本当は楽しみたかった

彼は長い間、会社の社長代行などの
緊張を強いられる役職についていたとお聴きしました。

いつもしっかりして気を抜けない、
ちゃんとしていないといけない日々だったかもしれません。

たぶん、どこかで息抜きをされてもきたでしょうが
真面目な性格もあって心から解放された気分にはなれていなかったのかもしれません。

いま末期ガンと宣告され、
一生懸命に働かれご家族を支えてこられた人生を振り返ってみた時
何かをやり残したような、忘れてたようなものがあったとしたら、、、、

それは
「子供の頃のように純粋に音楽を楽しみ、仲間と楽しく過ごす」
ということだったのかもしれません。

それができる場所が
音楽療法だったとしたら、私も本当に嬉しい限りです。

ということで
あとどれくらい彼とセッションができるのかわかりませんが
できる限りセッションに参加していただけたらと思いますし
私も後悔のなきよう、毎回のセッションを完全燃焼していきたいと思っております。

このように、高齢者の方にとっての音楽療法は
本当に様々な意味を担っているのだなあと日々感じております。

その現場ごとで音楽療法へのニーズは違いますので
セラピストはニーズに対してどのように応えていくのかも重要になります。

そのあたりのお話しは
音楽療法セラピスト養成講座「高齢者の音楽療法2」で詳しくさせていただきます。

参考に受講生の感想もどうぞ!!

「高齢者の音楽療法2」に参加された方の感想

※Yさん 女性(42才)看護師

「プログラムの構成に必要な情報とステップ」が役に立ちました。
また、「歌唱曲の選択について」では曲によって色々な目的があることを知りました。

今後は、これらのことをふまえてプログラムの構成に役立てて行きたいと思います。


※Kさん 女性(53才)介護職

音楽療法が、音楽レクやリハビリ音楽と
どのような違いがあるのか理解したくて参加しました。

クライアントの疾患の治療目標をしっかり立てて取り組む意義が実感できました。


※Gさん 女性(60才)会社員

講座は期待以上のものでした。

自分の都合に合わせて出席できるので勉強を続けやすいです。

本日もありがとうございました。
まだまだ学ばせていただきたいことが一杯です。


※Iさん 女性(26才)作業療法士

音楽療法の具体的な内容や注意点が上手くイメージできず、
実践に踏み込めずに悩んでいました。

具体的なプログラムについて、やっていただいたり、
聞かせていただき、イメージしやすくなりました。

今回もとても有意義で楽しい時間をありがとうございました。

頑張って先ずは私なりのセッションを実践していきたいと
意欲を持てました。

今後もよろしくお願いいたします。

「記録と評価」に参加された方の感想

※Mさん 女性(57才)介護職

記録・評価は深い内容の勉強で、
自分の音楽療法のスタイル(軸)をしっかり持つことが大切だと納得しました。

講座の回数を重ねるごとに音楽療法の深さを感じ、
音楽レクではなく治療を学んで実践できるようになりたいと思うようになりました。

先生、ありがとうございました。


※Sさん 女性(51才)アルバイト

考え方、方向性がはっきり理解できた。
また具体的なチェック項目も示され、わかりやすかったです。

最初のページの「あなたは何を大切(軸)に~」が、
やはり一番根底にある。

それによってセラピストの個性がでてくる、
また音楽療法を行っていく上でのポイントだということ。

あらためて、自分の考え方やスタイルを考えさせられた。
今回も新しい知識や考え方の方向性に触れることができ、
今後のセッションに活かしていきたいと思います。

ありがとうございました。


※Nさん 女性(36才)介護職

具体的に抑えるべきポイントが分かり、
また資料もいただけてとても参考になりました。

クライアントに提供したい軸は、全て自分が今欲しいんだということに気づきました。

モチベーションを上げたい、受容したい、気持ちを切り替えたい、、、
見事に自分に当てはまりすぎてて、びっくりしました。

今日もたくさんの気づきをいただけたことに感謝いたします。
ありがとうございました。


※Sさん 女性(61才)介護職

講座内容は十分すぎるほど大満足です。

今日はありがとうございました。


※遠藤さん 女性(44才)介護職

目的を持って取り組み、自分の結果として残していくことの大切さを学んだ。
日常の業務でも観察の視点を変えてみようと考えが変わりました。

本日で10回の講座を受講出来ました。
ありがとうございます。

また再受講で新しい情報を得たいと思いますので、
よろしくお願いします。


※Hさん 女性(48才)リトミック講師

記録・評価、その活用と、まさに期待していた事が学べました。

その中でクライアントのニーズと自分の軸を再認識することができ、
また自己受容の大切さも再確認出来ました。

自分の軸が明確になったことは大きな発見です。
ありがとうございました。

今回もあっという間の講座でした。
記録と評価にとどまらず、自己認識の大切さ、
自分自身の軸の確認と明確化ができ、一つスッキリした気分です。
ありがとうございました。


詳細はこちらで確認して下さいね。
音楽療法セラピスト養成講座
それでは
今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子



One Response to “なぜ、音楽療法で怒りん坊の彼が笑顔になったのか?”

  1. チョビ より:

    こんにちは。
    音楽には不思議な力がありますね。
    不穏だった人が落ち着いたり・・・
    応援して帰ります。

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