11 月 18, 2008
音楽の特徴 | no comments yet
Written by
堀田圭江子
私は過去に教員をしていたことがある。
もちろん音楽の先生。
(なぜか、冬はスキー授業も持っていたけど…)
その時に
授業中にちっともじっとしていない生徒がいた。
みんながリコーダー吹いている時も
歌ってる時も
プリント学習している時も
ちょろちょろしているのだ。
私も最初は注意していたが
途中であきらめた。
そうしたある日
私がピアノを弾いてみんなの歌の伴奏をしていると
私の背中にぴたーっと何かがくっついた。
えっっ、なに?
生徒の一人が
「○○が、座ってるぞー。しかも先生の後ろに」というではないか。
ピアノの弾くのをやめると、みんなも歌うのをやめて
教室は「シーン」となった。
おそるおそる後ろを見ると
その問題の彼がいた。
あんた、そこにいたいの?
「うん。」
その日から、そこが彼の指定席になった。
そこにいて音楽がある時だけは
彼が落ち着いていられるのだ。
居場所が見つかって安心しているようだった。
クラスのみんなも嬉しそうだった。
音楽ってすごいね。
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11 月 16, 2008
音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子
音楽療法をしていて「良かったなあ」と思うことがある。
それは、
「他人とつながっていられる」こと。
どんな仕事でも
他人と一緒にする場面はあると思うんだけれど
音楽療法の仕事では
まず、私一人では成り立たない。
クライアントさんとのマンツーマンのセッションは時にはあっても
その後、
クライアントさんの家族や介護しているスタッフなどに
情報を提供したり、もらったりするので
厳密に言ったら、
私ひとりでは仕事はできないのである。
グループのセッションでは
私たちスタッフとクライアントさんは
音楽でつながっている。
そして
実は、私(セラピスト)とほか介護スタッフとも
音楽でつながっているのだ。
「つながっている」って感覚は
言い換えると
「共有している」って感じかな。
つきつめていくと
ちょっと微妙に違うのかもしれないんだけどね。
そのつながっている感じを
いつもセッションの中で持てるようになると
クライアントさんたちもたくさん反応が出てくる。
笑顔や言葉や動きなど…
音楽療法は
非日常的な空間を提供することも大切なことなんだけど
ここで言う「非日常的」ってのは
まさに「みんながつながっている」空間なんですね。
この状態を共に作り出してくれるスタッフに感謝している。
彼らなしでは
セッションは成り立たない。
本当にいつもお世話になっています。
ありがとう。
そして
これからもよろしくです。
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11 月 14, 2008
音楽の特徴, 音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子

音楽の力を活用しているひとつに
認知症の方を対象に行っている音楽療法です。
認知症も重度になると
会話も成立しなくなりますが
音楽療法のセッション中は問題ありません。
言葉の代わりに音楽を使って
「やりとり」ができるからです。
たとえば、
セラピストとクライアントがばちを持って太鼓をたたくという場面を想像してください。
セラピストがトントンと叩きます。
そして、
クライアントに太鼓を差し出します。
クライアントがトントンと太鼓を叩いて応える。
こういう感じです。
他にも
クライアントとピアノのやり取りもありますし
クライアントとセラピストの歌でのやり取りもあります。
組み合わせは無限に広がります。
音楽療法は言葉を使わず
音楽でクライアントの動作を引き出したり
感情を豊かにしたりします。
セッションの始めは
仮面のようにニコリともしなかった人が
だんだん笑顔が出てきたり
麻痺のある手が動いたり
普段は徘徊してじっとできない人も
1時間も座っていられたり…
効果はたくさんあります。
きっと
音楽の力とサポートする人間の力とが融合が
このような効果を生み出しているのでしょうね。
できれば
もっと多くの方に音楽療法の実際のセッションを見ていただきたいです。
ライブでしか伝わらないものもたくさんあるので。
私のセッションはオープンですので
見学参加大歓迎です!
ご希望の方は下記までメールくださいね。
contact@egao-mt.com
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11 月 10, 2008
音楽の特徴, 音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子
本日も音楽の力をご紹介します。
神経系の難病の方にも音楽療法は効果があります。
病気のために両腕が震えてしまい、
自分意思でコントロールできない方がいます。(女性)
彼女はその震えがあるため(いつも震えている)
膝かけのタオルや毛布はすぐにボロボロになってしまうほどでした。
その彼女に音楽療法の中で
バチを持って太鼓をたたくことをやってもらいました。
最初は手が大きく震えるため
太鼓がたたけませんでした。
ましてや、ピアノのリズムに合わせることは夢のまた夢。
しかし続けること数ヶ月。
なんと彼女は太鼓をたたけるようになったのです。
しかも
ピアノのリズムに合わせて!
私は泣きそうになりました。
すごい!
その後、
彼女の膝掛けはきれいなままです。
ボロボロにならないんです。
おまけに
右手のみならず、左手もコントロールできるようになりました。
すばらしいぃぃぃ。
本当に本当に音楽ってすごいね。
あきらめずにやり続けた○○さん、すごいね。
「神経系の難病の方にも効果あり」というお話です。
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11 月 8, 2008
音楽の特徴, 音楽療法について, 音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子

カラオケ好きな人って多いですよね?
私も好きですけど。
でも、
うちの父はかなり好きです。
だって、
自宅に自分専用のカラオケルームを作ってしまったんですもの(笑)。
先日も、父に電話したら電話に出ないんですよ。
数分後メールがきて
「さきほどは電話に出られず失礼しました。2階で仕事をしていたものですから」
なんの仕事?って聞いたら
「歌のレッスンです。」
あはははは、それ趣味でしょ?
あなた歌手だったっけ(笑)。
それくらい歌には魅力があるのだ(笑)。
我が家でもこれだけ人気のカラオケ。
人気になるには理由がある。
「歌」うことは
1、カラダと脳を使う。
歌詞を見て、文字と判断して、メロディーとリズムに合わせる作業は
脳をかなり使います。
2、音楽は情動に直接働きかける
音楽を聞くとすぐに動きたくなったり、思い出をおもいだして涙が出たりします。
これは、情動(ここでは感情と考えましょう)に直接働きかけるという特徴があるためです。
3、自己愛を満足させる
歌うことで、自分の存在を認めることができます。
「うまく歌えた〜。きもちいい〜」
「みんなにもほめられた。やったー」
4、ストレス発散できる
大きい声を出すことで、ストレスを発散できます。
とまあ、歌うことだけに関しても、こんなによいことがあるんです。
これだから
音楽はすごいんだよね。
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11 月 7, 2008
音楽療法について, 音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子
音楽のすごさを、毎日のように体験できることに感謝しています。
今日は失語症の方の音楽療法をやっていて
すごーいと感じたお話です。
失語症は脳出血や脳梗塞などによる脳にダメージを受けてしまい、
読み、書き、話すことに障害がある状態です。
カラダにも麻痺が残る場合があります。
過去に、
失語症の方だけを集めたグループで音楽療法したことがあります。
その中で
70歳台の男性がいました。
彼は左半身麻痺があり、言語も自由に話せない状態でした。
こちらの話は理解できるものの
自分から話す時は、なかなか言葉が出にくいので
いつもイライラしていました。
私が
「○○さん、お名前をお願いします」というと
「うん、うん」しかいいません。
めんどくさいのか
話す意欲さえなさそうに見えました。
そんな彼でしたが
音楽療法のセッションを始めて3ヶ月も経つと
ゆっくりですが自分の名前が言えるようになりました。
「あー、あー、あーかー○ー」
セッションでは
彼の好きな歌をプログラムにいれました。
★北国の春
★銀座の恋の物語
★王将
★ふるさと
などなど…
彼は
歌詞を読むのはひっかかってしまいますが
歌うときはなんの問題もなくすらすら歌えるのです。
音楽ってすごい。
それからは
彼は筆談もやめ、ゆっくりでも自分の言葉で会話するようになりました。
音楽の力で
彼は自信を回復し、周囲とのコミュニケーションを獲得したんですね。
失語症の方のこうした例は
数多くあります。
これからもまた増えていくと思います。
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11 月 3, 2008
音楽療法の現場から | no comments yet
Written by
堀田圭江子
音楽の力がすごいことは多くの人が知っています。
でも、
どれだけすごいのか、本当なのかという体験は
そう簡単にできかもしれません。
そんな中
私はラッキーにもその体験があります。
ぜひ、みなさんに紹介したいと思います。
(私だけのものにしておくのはもったいないですもんね)
では、その1
「音楽で意識を取り戻した彼」のお話です。
私のクライアントさんに「高次脳機能障害」の方がいます。
男性です。
彼はバイクに乗っていて、交通事故にあい一時は意識不明でした。
数ヶ月の間、生死をさまよいましたが、ある音楽と友人の声で意識を取り戻しました。
毎日、
彼のお母さんは耳元で、音楽と友人の声が録音されたテープを流したそうです。
そして、
数ヶ月たったある日、彼は目を覚ましたのです。
そのきっかけになった音楽とは
「彼の大好きだったブームの曲」でした。
記憶に障害が残ってしまった彼ですが、
「自分は寝ているのか起きているのかもわからない時
ブームの曲は聞こえていたし、友達も声も聞こえていた」と
私に話してくれました。
そうだったんだー。
現在彼は、
歩行器を使って歩けるまで回復しました。
先日彼が
「音楽(個人セッション)をすると、がんばろうっていう気持ちになれるんだ」
と言っていました。
こちらこそ
あなたと音楽していると、
いろんなことを教えてもらえます。
サンキュウです。
「音楽で意識を取り戻した彼」のお話でした。
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10 月 28, 2008
音楽療法の現場から | no comments yet
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堀田圭江子

昨日の夕方
東京はひょうが降りました。
私は山手線に乗っていたんですが
びっくりでしたよ。
秋ってこんな激しかったかしら??
さて、
音楽療法のセッションでも秋を感じています。
今日の小物は「落ち葉」です。
とってもきれいな色に
クライアントさん見とれてしまいました。
こんなきれいな落ち葉を見ていたら
誰かが
「あ~きのゆ~うひ~に~」って歌いだしました。
そして
ひとりひとり声が合わさっていき
紅葉の歌でみんながひとつになりました。
このように音楽療法は、あらかじめ決められたプログラムを杓子定規に行うだけでなく、
その場の空気やクライアントの様子を見ながら臨機応変に行うことも大切です。
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10 月 21, 2008
音楽療法の現場から | no comments yet
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堀田圭江子

かれこれ、
高齢者の音楽療法は10年以上もやっている。
当初の頃とはずいぶんと様変わりしたなあ。
何が変化したって
「ワーカーさんの人手不足」の変化たるや…。
昔は、
フロアーにワーカーさんが結構いて
ゆったりとお年寄りとお話している姿や、笑っている姿が見られた。
今はどうだろう?
ワーカーのさんの姿を探すが大変だ。
廊下で
「○○さ〜ん、どのお部屋にいますか〜??」と
叫ぶのもしばしば(笑)。
当然
音楽療法担当の人員も減らされた(涙)。
音楽療法を受ける高齢者は重度化し
スタッフは少なくなる中
反対に、やることはたくさんあるのだ。
利用者さん(お年寄り)は確かに、
どんどん認知症は進んでいき
理解力もダウン
会話は成り立たなくなっても
タイコのバチが持てる・叩ける
歌詞を声に出して読む事ができる
指先でリズムをとる
表情が柔らかくなる
これだけできれば
まだまだセッションは参加できる。
ぜーんぜんOK。
もしかしたら
私たちが見落としている機能があるかもしれないし。
もっともっと
引き出していこうと思う。
あきらめないぞ。
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10 月 10, 2008
音楽療法について | no comments yet
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堀田圭江子
ようこそ、
堀田圭江子の音楽療法ワールドへ!
このページは
音楽療法士の堀田圭江子が、毎日のセッションの中から感じたことやお伝えしたいことを
どんどんアップしていきます。
音楽療法ってなに?
どんなことしてるの?
どこでやってるの?
それって誰でもできるの?
などなどetc…
そんな素朴な疑問などをはじめ
音楽療法に関するあれやこれやを
わかりやすくシンプルにお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
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