堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

では本日のお話しです。

今日は「わかりやすい文章で音楽療法の効果アップ」というお話しです。

現代は
様々なコミュニケーションツールがありますが
仕事の時は
「話す」「文章で伝える」という方法が多く使われていると思います。

実は
音楽療法も相手に文章で伝える場面があります。

例えば

  • クライアントさんのセッションの様子を他職種の人に伝える
  • クライアントさんのセッションの様子をご家族に伝える
  • 施設の管理者に音楽療法の経過と結果を報告する

などです。

また

「音楽療法のこと(セッション内容や効果など)を
 色々な人に説明したり質問に答える」

という時なども、
文章を使って伝えます。

しかし
最近はよく
こんなお悩みのメールをいただくようになりました。

それは

「相手にうまく伝わらない」という悩みです。

でも
そのように悩まれるのも
無理はないかと思います。

なぜなら

  • 音楽療法は音楽を活用しますが
    音楽は目に見えないので
    音楽がどのようにクライアントさんに
    作用しているかを文章に表現しにくい

ということがあるからです。

さらに

  • クライアントさんの反応が小さかったり
    わかりにくいために詳細に文章にしにくい
  • セラピストの思いや感想、今後の展望含め
    何をどこまで書いていいのかわからない

という点も考えられます。

どうしたらうまく相手に音楽療法のことを
伝えることができるでしょうか。

その答えの一つは
「わかりやすい文章にする」です。

例えば

  • 主語を省かない
  • 1つの文章を30文字以内にまとめる
  • 要点は事前に箇条書きにメモしておく
  • ○○な感じ、など曖昧な表現は避ける

などがあります。

自分が書いた文章を読む人が
迷わずに「ああ、そうか」と読めるように
文章を書く前に少し準備してから
書き始めると良いそうです。

という私も
音楽療法を始めた頃は全くと言っていいほど
相手に伝わる文章が書けなかったですが
先ほどの点を意識したり練習をすることで
なんとか書けるようになりました。

相手に伝わる文章を書けるようになってからは、、、

クライアントさんの周辺の人たちと
さらにコミュニケーションがとれ、
クライアントさんに関する情報交換が
活発にできるようになりました。

そのおかげで
クライアントさんに適切なプログラム提供ができ
音楽療法の効果が上がったのです。

それまでは
楽器の選定や歌の曲ばかりを意識して
効果を出そうとしていましたが
実は意識するべきところが違ったのです(汗)。

なので
音楽療法の効果を上げたいと思われる方は
相手に伝わる文章で
周囲の方達との情報交換を見直してみてください。

でも
ちょっと自分では「わかりやすい文章」が書けるか
自信ないなと思われる方は
音楽療法セラピスト養成講座「記録と評価」の講座にぜひいらしてください。

相手に伝わる文章のコツを伝授いたします。

「記録と評価」に参加された受講生の感想をご紹介します。

※Tさん 女性(51才)栃木県 会社員

現在、音楽療法を取り入れた障がい児(未就学児)のセッションを
依頼を受けて行なっています。

雇用者側からの個人別の記録用紙に毎回記入していますが、
書く度に文面に統一性がなく、記録することが苦痛になってきています。

何かヒントを得たくて受講しました。

何を軸に行なっているかを明確にすることが大切であること。
自分の軸の確認ができ、記録の取り方と評価の仕方がしっかり学べました。

文章力に関してはとにかく練習が必要とのことなので頑張ります。

先生の講座を受講し始めてから、かれこれ6年くらいたちます。
資格もいただきましたが、今でも再受講させていただいております。

毎回毎回とても刺激があり、新しい資料や情報も得ることができてとても感謝しています。

講座の参加させていただくと、
いつも使っていない脳を必死に使い活性化され
忘れていたことも引き出していただけます。

細々とになってしまいますが、ずっと勉強させていただきますので
よろしくお願いいたします。


※Iさん 女性(70才)宮城県 会社員

対象者に対して専門知識がないことで不安があった。
またどうしても音楽レクになりがちなところも気になり受講しました。

まだ解消まではいっていないが、曖昧さをなくすため努力し始めています。

堀田先生の心理的な面でのお話もお伺いできて、
自分を知るきっかになりました。

自分を知っているようで知らないものだと感じました。


※Oさん 男性(33才)千葉県 会社員

記録、評価のガイドラインがわかりませんでした。
具体的にどこを記録し評価すればいいのか知りたく受講しました。

すぐ実践できるものを学ぶことができ、
大変有意義な時間を過ごすことができました。

具体的な記録、評価方法がよく理解できました。

実際、現場で使用している用紙などいただくことができ
大変参考になります。


※Sさん 女性(47才)埼玉県 その他(リトミック指導等)

現在、音楽療法に関わる環境ではありませんが、
今の仕事(リトミック指導等)でも生かしたいと思い受講しました。

簡単に表記できる工夫など大変参考になりました。

具体的な現場の様子や記録、評価の内容だけでなく
自分自身を見つめる機会にもなりました。

次回も楽しに参加させていただきます。


※Oさん 女性(48才)神奈川県 その他

施設訪問をしていますが、プログラムと感想を記入しているだけで、
評価にまで至っていなかったので、ノウハウを知りたくて受講。

不安や悩みが解消されました。

数字で示せる評価ポイントなど、
自分の軸を大切にしたセッションに基づく評価をできるようになりたいと思います。

記録用紙のひな型をいただけたので、早速使わせていただきたいと思います。

また来月もよろしくお願いいたします。
楽しみにしています。


音楽療法セラピスト養成講座は、
今の仕事を続けながら、又は子育てしながら
どの講座からスタートしてもOKですし、修了期限もありません。

あなたにとって必要な講座が学べ、
受講する順番にも決まりはありません。

もちろん楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても学べます。

さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。

音楽療法セラピスト養成講座

それでは
今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子