堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

お盆休みも終わり
通常の生活に戻られた方も多いと思います。

それにしても
オリンピックで日本人選手のメダルラッシュ。
素晴らしい活躍ですね。

釘付けになっておりました。

そこで今回
特に感じたことが、選手のメンタルの強さです。

選手のみなさんは
内心ドキドキしたり、焦ったりする場面もあると思うのですが
平常心でいるようにお見受けしました。

そして
最後まであきらめない、粘り強さも多くの場面でみられました。

実は
その「平常心」や「あきらめない」ことは音楽療法にも必要な要素なんです。

今日はそのへんのお話しをしたいと思います。

音楽療法のセッションでは
いろいろなことが起こります。

特に
クライアントさんの反応は
セラピストの予想を超えるものも少なくありません。

例えば、、、

セラピストがリズムを叩いて、クライアントさんに真似してもらうプログラムで、
まずセラピストがタンタタタンとリズムを提示します。

クライアントさんは、違うリズムを叩いたり、無視することがあるのです。

そんな時
セラピストは反応を促したり、集中を促すために
「◯◯さん、もう一度聞いてくださいね。」とか「◯◯さん、聞こえまてますか?」
などの声かけをします。

それでも
反応がない場合や、うまくリズムが叩けない場合もあります。

その時に
セラピストは「焦りやとまどい、不安、困惑」などの感情を抱くかもしれません。

でも
セラピストは(心の中はいろんな感情がありながらも)
クライアントさんに向き合って彼らの状態を冷静に観察しつつ
セッションを進めていかなければならないのです。

なので
くじけず、あきらめず、平常心でセッションをする
ということが必要になってくるというわけです。

しかし
誰もが最初から落ち着いてセッションできるというわけではありません。

かくいう私も
どれだけ脇汗をかいたかわかりませんし(笑)
失敗をしたことか。

何度も何度も苦い経験をして
ちょっとずつできるようになった気がします。

メンタルを強くするには?

そんな私もちょっとだけ工夫したことがあります。

それは
自分を知ることです。

私の場合

  • 自分はどんな場面に弱いか
  • どんなタイプの人が苦手か
  • どんな言葉を言われるとおちこみやすいか

などをまずピックアップしました。

そして
その理由を探り、さらにそれに対しての対策を考えました。

そのおかげで
今は、ほとんどのクライアントさんに対して苦手感を持つことなく
自然体で接することができるようになりましたし
どのような反応にも動揺や焦りも少なくなりました。

なので
セッションを楽しいと感じながら進めることができます。

実は
セラピストが楽しいと感じたり
気持ちを楽に持ってセッションすることは重要なことなのです。

なぜなら
セラピストの心理的な状態がクライアントさんに伝染してしまうからです。

なので
セラピストはできるだけリラックスして
余裕をもってクライアントさんに接すること。

まとめ

音楽療法ではセラピストは

  • まず自分のことをよく知ることが必要
  • セッションを平常心であきらめず行う

そうすることで効果がでるセッションになるよというお話しをしました。

ちなみに
もっと自分のことを知りたいと思われる方は
「セラピストの自己理解」をオススメします。

「セラピストの自己理解」に参加された方の感想も参考に読んでみてくださいね。

※Hさん 女性(42才)介護職

ワークをたくさん行って自分が気づいていないことを
指摘してもらえらのが有りがたかったです。

潜在意識が現れてくるということも教えていただき、
自分と向き合うことの大切さが改めて身にしみました。

ワークをたくさん行っていただけたので、ただの座学より入ってきやすかったです。
先生のお話もわかりやすく入ってきやすい内容でした。
ありがとうございました。


※Aさん 女性(43才)介護職

自分が自分でよくわからなくなり、混乱していたので
辛いかもしれないが内観できるチャンスだと思い参加しました。

いろんなワークを通して、潜在意識の自分に気づくことができ、
今、ここの、ありのままの自分を知ることができた。

この講座を受講し、まさに堀田先生が自己開示されているから
このように和やかで飾らない空気感の中で、心地よく学ばせて
いただけるんだなぁと感じました。
受講生のお皆さんも本当に楽しい方ばかりで!!

本日もありがとうございました。


※Tさん 女性(30才)専門職

自分の気持ちに正直になって良いことを知った。
自分の選択に責任を持って頑張れる気がしている。

セラピスト(作業療法士)として対象者と向き合うときにも役に立つ内容だった。

はじめに堀田先生がとても生き生きしていることを感じました。
講座の雰囲気が暖かく、自分が受け入れられていると感じることができました。
ありがとうございました。


※Wさん 女性(54才)介護職

利用者さんの対する向き合い方、私自身が今まで行ってきた介護も振り返り、
忘れていたこと、気が付かなかったことを改めて学ぶことが出来ました。

人間と人間の関わりがいかに大切かということに気が付きました。
これからの自分の生き方も改めて考える切っ掛けとなり大変有意義でした。

ありがとうございました。

あっという間の1日でした。
人と人との関わりや信頼関係無くしては成立しない仕事についていると
改めて感じることが出来ました。

堀田先生にパワーと元気をいただけたような気がします。
明日は利用者さんとどうやって一日楽しもうかとワクワクとした気持ちになりました。


※Kさん 女性(36才)専門職

自分を理解するためにはもう少し時間がかかりそうですが、
いろいろなワークを通して客観的に自分を見つめる良い機会になりました。

いつ、どんな場所でも自己開示できる自分になりたい!
なっていこう!ととても思いました。

とても楽しく、いろいろな発見や気づきを与えてくださりありがとうございました。


「音楽療法セラピスト養成講座」は、専門学校や大学とは違い、
終了期限がありませんのでどの講座からでもスタートでき、

お仕事や子育てしながらあなたのペースで、
必要な講座を選んで学んでいただけるようになっています。

また、
楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても大丈夫です。

それから希望者には
実習制度もあります。

音楽療法を実践するには
知識だけでなく
現場での実践がとても大切です。

実習をしながら確かなスキルを
身につくようご指導いたしますので安心してご参加ください。
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では、今日はこのへんで。
猛烈に暑いです!ご自愛くださいね。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子