堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは、堀田です。

さて本日は
レクリエ2015-5・6月(別冊家庭画報)のお知らせです。

堀田担当の音楽療法のページはP60からで、
タイトルは、機能向上に効果的「みんなの音楽」

ということで、
5・6月の歌は、活動的で楽しい気分にさせるもの、
抒情的てしみじみさせるものなどバリエーション豊かな曲を紹介
しています。

マンネリになりがちなレクや、
室内での活動が多くなるような時にぜひご活用いただければと思います。

紙面の都合で書ききれなかったところを少し解説させていただくと、、、、

例えば、

1曲めの「雨降りお月さん」では

紙コップを使ってリズムを刻む方法をご紹介しています。

100円ショップにも売っているような
紙コップで大丈夫です。

コップを逆さまにして机などで鳴らします。
そうすると
馬がパカパカと歩いているような音が出ますよ。

グループで歌う人と紙コップ係の人とに分けて
演奏したり歌うと馴染みの曲をさらに楽しむことができます!

また

2曲め「荒城の月」の活用方法では

美しい日本語をまず音読して味わい、
その情景を思い浮かべてから歌います。

さらに、
一番の歌詞は覚えて(歌詞を見ずに)歌います。

そうすることで
楽しみながら前頭葉の活性化を促す脳トレにもなります。

3曲めの「東京行進曲」は

独特なちょっと哀愁のある曲調です。

日本人にはとてもフィットするので
気分良くリズムに乗って4番までしっかり歌いましょう。

銀座や浅草などにまつわるお店の話しや
銀ブラした方がいらしたら、その時の話しを引き出してみてください。

4曲め「バラが咲いた」は

女性には人気のある曲です。

体を少し左右に揺らしながら歌うと声が出やすいでしょう。

また
女性はバラが好きな方が多いですね。

今はバラの種類がたくさんありますので
本物のバラの花や、バラの写真などを用意して話しをすると
さらに会話が弾むことでしょう。

ぜひ
楽しいひと時になさってみてください。

レクリエ2015-5・6月 制作・ゲーム・運動 介護の現場で役立ちます! (別冊家庭画報)

 

では、今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子