ピアノのレッスンにも有効な音楽療法(アセスメント編)

本日は
「ピアノのレッスンにも有効な音楽療法(アセスメント編)」というお話しです。

実は私、
以前は音楽療法をしながら
ピアノも教えておりました。

その時の
生徒さんの中に
注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんがいました。

今日は
その生徒さんとのレッスンをご紹介します。

今から20年以上前のことです。

元気で明るい小学2年生の男子でした。

その子のお母さんから、
こんな風に依頼されました。

「うちの子、とにかく落ち着きがなくて、
学校でもいつも注意されています。
そして忘れものも毎日のようにして、
私が学校まで届けています(苦笑)。

ですがこの子、
音楽は好きなのでピアノでもやれば少し落ち着けるかと思って。
先生、お願いできますでしょうか。」

ということで
とりあえずレッスンを始めることになりました。

初回のレッスンで
座っていることができたのは
30分間中10分もありませんでした。

その様子は、
うろうろして部屋の物を触ったり
楽譜をペラペラとめくったり
自分勝手(一方的に)な話をしたり
といった具合です。

そして
その様子を見た私は
「きっと初めての場所や先生で緊張しているのかな」
と思っていました。

しかし
それから数回レッスンしても変わりませんでした。

私もどうしたものかと考えるようになり
あらためて彼を観察しアセスメントすることにしました。

そこで
以下の点に絞って観察してみました。

  • 衝動性があるかどうか
  • 1つの課題に集中できる時間は何分か
  • どんなことに注意が向きやすいのか
  • 好きな曲や好きなフレーズを何回も弾きたがったり
    聞きたかがったりするこだわりがあるか
  • 怒る時(機嫌が悪くなる時)にパターンがないかどうか
  • 感情の起伏が大きいかどうか

などです。

そうやって観察をしていったところ
私はある特徴に思い当たったのです。

それがADHD(注意欠陥多動性障害)でした。

それからのレッスンは
彼をムリに落ち着かせることはせず
その日の状態に合わせてレッスンの内容を変えるという
ものにしました。

そのレッスンでとくに注意した点は

  • 歌を歌ってストレス発散
  • 集中が続く時間に合わせて曲を変える
  • 休憩をこまめに入れる

というところです。

そのかいあってか
数ヶ月後、
彼は30分のレッスンで
トータル20分近く座って
いられるようになりました。

ということで
以前私がピアノレッスンで
実践した例をご紹介しました。

今ご紹介した例で私が行ったことは

「彼の特徴を正しく理解し
その特徴に合ったレッスン内容にしていった」

というものです。

これは
音楽療法では基本的なことなのですが
ピアノレッスンでも活用していただけます。

もしも
障がいや特徴があるお子さんのレッスンをお持ちでしたら
正しい理解ができているかどうかを
今一度確認してみるとより良いレッスンになると思います。

でも
生徒さんと長い付き合いだったり(固定概念から抜け出せない)
観察の視点がはっきりしない場合もあるかしれませんね。

そんな場合は
音楽療法セラピスト養成講座「障がい児の音楽療法1」がオススメです。

  • はっきり診断されていないけれど
    何か特徴がありそうだ
  • 自分のレッスンが生徒さんに合っているか不安

などの疑問にもお答えし
より良いレッスンをするためのコツをお話しします。

生徒さんも先生も
楽しくレッスンしませんか。

「障がい児の音楽療法」に参加された受講生の感想も参考にお読みください。

※Kさん 女性(52才)栃木県 会社員

自分の近くの教員が音楽が嫌い(苦手)だったりすることもあり、
説明が足りなく残念なこともあり、もう少し知識を増やして土台を固めたいと思ったため。

大事なことや心構えがわかりました。

障害を持った方に融合になりがちですが、支援のあり方が大変参考になりました。

本当に必要かどうかよく見極め、どんな治療目標を立てられるかが大切だと思いました。
でもやはり、音楽をやっていて本当にお互い良かったと思える場面に多く出会います。

多くの方に音楽療法がわかっていただければと感じています。
本日もありがとうございました。

※Sさん 女性(50才)千葉県 その他

自分の周りに本当にたくさんの障がい児の親がいます。
理解できないこと、見ていて何もできないことに歯がゆさを感じたりしていました。

また、子供に関われる施設で将来的に働けたらと思っており、
学びたいと思い、今日は参加させて頂きました。

今日の講座は、それが少し理解できたように思います。
もっと深めて仕事にも繋げられたらと思いました。

自分のペース、自分が今、学びたいことを選択しながら学びに来れ、
仕事や子育てをしながらでも通えることが本当にありがたいです。

たくさん知識を得られました。
今日もありがとうございました。


※Iさん 女性(43才)福岡県 会社員

子供(障がい児)との関わりが今までありませんが、
今の職場にも放課後ディや子供に対してのサービスができ、
そこのPTや保育士さんと知り合ったことで、ますます知りたいと思い受講しました。

具体例を出してくださるのでわかりやすく、
私の中でちゃんとわかっていなかったり、整理されていなかった物がおさまりました。
次回の「障がい児の音楽療法2」も楽しみです。

この講座は自分のペースで学べること。
そして堀田先生から学べば大学に行かずとも
ちゃんとした音楽療法セラピストになれると思いました。

今回も楽しく多くの学びをありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。


※Iさん 女性(26才)北海道 作業療法士

発達障がい児の捉え方が「本人は困っていないかもしれない」
「調和がとれた状態かもしれない」というお話を聞いて印象が変わりました。

障害というよりそういう特徴だということをより実感できたように感じました。
また、私たちの世界を押し付けるのではなく、お知らせするというお話も
とても参考になりました。

知識だけだなく感覚として
障がい児の方達を“対等な人”として接する重要性を実感しました。

実場面でそれができるかはとても難しいことだと思いますが、
今日学んだことを頭に置いて今後色々なことを考える糧にしたいと思います。
ありがとうございました。


※Yさん 女性(51才)大阪府 介護職

障がい児について今まで直接に関わることがなかったので、
その特徴を知りたいと思って今回受講させていただきました。

発達障がいの種類や特徴を堀田先生の実体験のお話から
わかりやすく説明してもらいとても良かったです。

障がい児のお子さんをお持ちのお母様もサポートする気持ちは大切で、
高齢者の音楽療法との関わり方の違いが学べました。

明日の実習もよろしくお願いします。


※Cさん 女性(43才)神奈川県 公務員

障がいのある人を前にして、どんな心構えが必要か、
配慮すべきポイントを知りたくて参加しました。

むやみに「セッションしよーっ!!」と近づくのではなく、
「どういう関わりを持ちたいか」を準備しておかなくてはいけないとのこと。
そうでした。準備します。

“障がいのある人や自閉の方などは、その人の中で調和がとれている、いじくってはいけない”
と話があった時、私は「、、、。もしかして障害児教育って、土足でいじり続けてる??
頼まれてもいないの、こだわりを減らそうと計画とかを立てて、パニックになれば問題行動とか、、、。」

障害児教育って何!?←ノートの端に書いて今日の宿題にしようとしました。が、よく話を聞くと
こちらの世界を開示して「楽しいよ!!」と伝えることが大切とあったので、
宿題は半分終わった気持ちです。

あとは自分の言葉で飲み込めるようにしたいです。
ありがとうございました。


音楽療法セラピスト養成講座は、
今の仕事を続けながら、又は子育てしながら
どの講座からスタートしてもOKですし、修了期限もありません。

あなたにとって必要な講座から学べ、
受講する順番にも決まりはありません。

もちろん楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても学べます。

さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを現場で実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。

音楽療法セラピスト養成講座

では
今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト  堀田圭江子



コメントをどうぞ

このページの先頭へ