堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

前回の自己理解の講座の内容を書いたところ
多くの方からご質問や感想などをいただきました。

ありがとうございました。

 

やはり
みなさん自分のことには興味を持ってらっしゃるんだなあと
改めて感じました。

セラピストの自己理解をまだ受講されていない方は
次回の講座にぜひご参加くださいね。

きっと自己発見ができますよ。

 

そして
本日はちょっとほんわかする話です。

私の知人のご主人の話です。
彼は3年前に脳梗塞で52才という若さで倒れました。

しかし
一命は取り留め、半身マヒと言語障害が残りました。
現在は自宅療養です。

彼は1日中、ソファーに座りテレビを見ています。

動くのは、トイレと50歩くらい離れているダイニングに移動する時だけ。

また、
自分から話すことはありませんが
テレビでお笑い番組を見る時は「あはは」と声を出して笑うそうです。

食事はスプーンで自力摂取。
お風呂なども部分的に手伝えば大丈夫です。

 

そんな彼はとにかくやる気がないんです。

歩行のリハビリは大嫌いで、
リハビリの先生と自宅の周りを1周するのがやっと。

家族は精神的にストレスを抱えていました。

 

そんな彼ですが
なんと先週からディサービスに通所しだしたという話を聞きました。

 

どうした事か?!

 

それには理由がありました。

 

彼には娘がいます。

その娘もある病気を持っており
なかなか普通にお務めができなかったのですが
その娘が、先週から普通に通勤し始めたというのです。

なるほど。

 

そこで私は考えました。
きっと彼は娘のことを心配していたんだと思います。

 

本当なら、元気なら、
娘を励ましたり、自分に何かサポートすることをしたかったかもしれません。
歯がゆかったに違いありません。

 

その娘が回復してきた頑張っている姿を目の当たりにして
彼も「よーし、俺ももう一度頑張ってみるか」という気持ちに
なったのではないでしょうか。

 

たくさんの励ましの言葉より
彼の心に娘の頑張る姿が響いたのです。

その姿がその行動が、彼のやる気を奮起させたのです。

素晴らしいですね。

 

 

彼のように
脳梗塞や脳溢血の後遺症で言語障害やマヒになってしまった方は
今までできていたことができなくなる悲しさや辛さを味わうことになります。

 

「なんで俺が?」

「もうどうせ、元には戻らない」

「めんどうくさい」

「他人には俺の気持ちはわからない」

 

というマイナスな気分になるのも理解できます。

こんな時は
言葉以外のアプローチの方が有効な場合があります。

 

実は音楽療法を受けるクライアントさんの多くも
脳血管性障害の後遺症の方々です。

その方々の心理を知らずして
音楽療法は実践できません。

 

音楽は言葉のように強制力がありません。

でも
相手に寄り添えることができます。

 

また
音楽を受け取る側が自由に解釈したり、感じることができます。

 

その特性を活用し
クライアントさんの心を動かす音楽療法のキモを
音楽療法セラピスト養成講座の中でお話ししています。

 

よろしければぜひどうぞ。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座

 

では、風邪などひかれませんように。

音楽療法士  堀田圭江子