音楽療法のセッションを一人で進行する方法

「音楽療法のセッションを一人で進行する方法」についてお話しします。

昨日
高齢者施設でセッションをしてきました。

いつもでしたら
私以外に実習生さんや、アシスタントさんが一緒なのですが
昨日は久しぶりに
スタッフは私と施設職員さんの2人でした。

クライアントさんは11人で、ほぼ全員認知症の方ですが
会話は全員できますし、意欲がある方も多いので
私と施設の方の2人だけでもセッションを進行することができます。

とはいえ
私はピアノを弾きながら、、、

  • クライアントさんに指示を出し
  • 歌詞の先読みをし
  • 一緒に歌い
  • クライアントさんの様子を観察し
  • クライアントさんの反応を記憶する

というのは結構大変です。

ですので、、、

今回のセッションをする前にひとつ決めたことがありました。

それは
「ゆっくり丁寧に」ということです。

具体的にはこんなこと、、、、

話すことばをいつもよりゆっくり丁寧にする

「みなさん、こんにちは。これから音楽の時間を始めますね。」

「今日は8月◯日ですね。もうすぐお盆です。今日も暑いですが、元気を出してやっていきましょう」などの挨拶も、

クライアントさん一人一人の顔を見ながら、いつもよりさらにゆっくりはっきり話す。

プログラムとプログラムの間もゆったり振る舞う

例えば、、
楽器のプログラムが終わって、次に歌のプログラムに入る時に
ホワイトボードに歌詞を貼ったり、クライアントさんの椅子の移動などがあったりするかもしれませんが

無言で準備するのではなく
「では、次は歌ですよ。どんな歌が出てくるか、みなさん予想してみてくださいね。」
などの声かけをしながら、余裕を持って準備をします。

伴奏はなるべくシンプルで簡単なものにする

ピアノやギターなどの伴奏をしながら、クライアントさんとアイコンタクトをとったり
歌詞の先読みをすることが必要になります。

そのため、
伴奏に気をとられていては進行できませんので、伴奏は自分の力量に合わせて無理しないこと。

伴奏に自信が持てないような時は、テンポを少しゆっくりするか
メロディーだけを弾くなどの工夫をします。

伴奏を使わないプログラムにする

伴奏を弾きながら、指示したりリードしたりするのが難しい場合は
思い切って無伴奏にします。

歌のプログラムでしたら「アカペラで歌う」
楽器のプログラムならば「セラピスト自身が歌ってリードする」「無伴奏で課題に集中してもらう」
という方法があります。

私はタンバリンを使ってクライアントさんにリズムの模倣をしてもらうプログラムをしていますが
その際は、伴奏を使いません。
そのほうがクライアントさんはリズムに集中できるからです。

また、伴奏がない分、クライアントさんの呼吸や状況に合わせたテンポでできます。

セラピスト一人でセッションする時は
「失敗しないように」「話が続かないと困る」「反応がなかったらどうしよう」などの
不安が頭をよぎり焦るものですね。

 

でも
そんな時こそ
「よし。不安もあるけどやってみよう。」という気持ちに切り替えるために
いつもよりゆっくりと話し行動してみるのです。

とはいえ
「わかっているけど、できないから困ってるんだよね。」とか。

「ゆっくり行動するだけで、本当に大丈夫なの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方には、、、

伴奏なしの
簡単な打楽器やマラカスなどを活用してセッションする方法をお勧めします。

でも、、、
「本当に伴奏が無くてもいいのかしらん?」と思われでしょうか。

ご安心ください。大丈夫なんです。

その詳しい方法は
「ソルフェージュ・伴奏法」の講座で学んでいただけます。
楽譜が読めなくても、楽器ができなくても大丈夫です。

ぜひご参加してみてくださいませ。

ユニークな楽器も体験できます。
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「ソルフェージュ・伴奏法」

「ソルフェージュ・伴奏法」に参加された方の感想

※Nさん 53才 介護職

先生には、楽器が出来なくて、ピアノが弾けなくても
もいいと言われていたのですが、少し不安でした。

でも
歌のみで、ベルやモンキーシンバル等を使っても
伴奏できると実感しました。


※Nさん 42才 専業主婦

具体的な即興(伴奏法)など学べて期待通りでした。

音楽療法士を目指す自信がなくなる事が多々ありますが、
音楽療法士は大変な仕事なので、自信をなくしても良い、
当然なのだと思えるようになりました。


※Oさん 58才 会社員

今回のソルフェージュ・伴奏法は、
受ける前はもっと難しく考えていました。

受けて安心したというのが本音です。

スキルが無いとダメとか出来ないと恥ずかしいなどと思っていた気持ちが消えました。


※Iさん 49才 介護職

声だけでも伴奏になる、「声には本心、真実がある」大変興味深かった。

相手に伝える、届く為には「意志のある声」が必要、、、

やはり明確なものを持ってセッションすることの大切さを感じた。


※Tさん 45才 保育士

高齢者と障がい児のセッションでの伴奏法の共通点や違いを学ぶ事が出来ました。

私は特に障がい児に興味を持っているので、治療目的にあった伴奏の仕方や
ポイント等をを実際に体験しながらの講座はとても分かりやすかったです。


※Uさん 50才 会社員

ピアノが苦手な私がどうやって伴奏していけば良いのか、
また即興をどのように取り入れたら意味のあるセッションが
やっていけるのか分からなかった。

上手にやろうと思わなくても自分の力量に応じた伴奏を行うことで
セッションも変わってくる事が理解できました。

今まで伴奏に気を取られてクライアントの様子をあまり見ていなかった事に気づきました。

これからは伴奏=ピアノ伴奏という思い込みをやめて広い意味での伴奏を行い
セッションを楽しみたい、クライアントの様子をもっと見ていこうと思う。


※Nさん 女性(36才)介護職

楽器が無くても、また楽器の経験が無い人でできるような手法があったら
教えて頂きたいと思い受講しました。

目的を明確にするプログラムを作ることができたら、
誰でもできる単純な楽器でセッションができるのではないかと学ばせていただきました。

堀田先生のお話しは、利用者だけでなく、
セラピスト・ケアスタッフみんなに有効と感じています。

ありがとうございました。


※Sさん 女性(43才)介護職

コードや和音を使って引くというわりとシンプルなものでいいということ、
または特に必要がないことが分って安心しました。

それから,
言葉で表現したり相手に伝える難しさはありますが、
少しずつ自分自身を理解していくことで、すんなりいくこともあるのだと思います。

音楽療法を勉強することで、ぶつかる壁も乗り越えていくかも、、、と感じています。

今後ともよろしくお願い致します。


※遠藤さん 女性(44才)介護職

今日は、特別プログラムがり、とても楽しく勉強させていただきました。
ジャンベ、初めての楽器紹介もあり、セッションあり、有意義に過ごせました。

先生のお話しの中に毎日楽しく過ごすポイントがあるような気がして、
音楽療法以外の情報も得られためになります。

自分の楽しみをいただいたので明日から元気に頑張れそうです。
ありがとうございました。


音楽療法セラピスト養成講座
「ソルフェージュ・伴奏法」
の詳細はこちらで確認して下さいね。

では
今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子



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