会話が成立しないクライアントの心を開く音楽療法

「会話が成立しないクライアントの心を開く音楽療法」というお話しです。

先日
高齢者施設で個別の音楽療法をしてきました。

クライアントさんは
80代の女性でアルツハイマーの型認知症です。

彼女はいつも閉眼しており、
こちらが質問しても
「知らない知らない」と繰り返す一方的な発語だけで会話が成立しません。

本人の意思がなかなか確認できないため、
介護職員さんとのコミュニケーションが難しい状態でした。

さて

そのクライアントさんに
「意思の疎通をはかる」という治療目標をたててセッションを3ヶ月前から開始しました。

セッションはじめて2回目から
ご自分の名前をおっしゃることができるようにはなりました。

しかし
その他のプログラムでは寝てはいないけれど
目を閉じてしまっており、私との根比べのような状況にもなっておりました。

そんな中、先日のセッションではこんなことがありました。

(クライアントさんは車椅子に乗り、目を閉じ、両手を胸の前でクロスさせている状態)

堀田:◯◯さん、太鼓をやりましょうよ。

クライアント:反応なし(体動かず)

堀田:◯◯さん、太鼓ここにありますよ、触ってみてください。

クライアント:反応なし

堀田:◯◯さん、では白いところはどこですか?

クライアント:太鼓の白い部分を『小さく指差す』

堀田:そうですね。そこに太鼓ありますね。
   ところで◯◯さん、今日は太鼓たたきますか?

クライアント:首を小さく横に振る

堀田:わかりました。今日はやめましょう。
   でも次回は一緒にやってみませんか?

クライアント:小さくうなずく

その瞬間
そこに一緒にいた職員さんと
私は小さくガッツポーズをしました(笑)。

というわけで
なんとか、意思疎通の第一歩を踏み出した日になりました。

このように
心が硬くコミュニケーションがとりにくい方にも
音楽療法はコミュニケーションのきっかけを作ることもできます。

しかし
簡単にはいかないこともありますし、
時間がかかることもあります。

そんな時セラピストは、
焦りを感じたり、苛立ちを感じたり、
自信を失ったり、自分を責めたり、
無力感を感じたりするかもしれません。

でもセッションはやらないといけない、、、。

そこで大事なのは、立ち直る方法を知っていることです。

特に
自分の陥りやすい傾向を知っておくことはとても有効です。

その傾向を知っておくことで
無駄に怒ったり落ち込んだりすることが減りますし
何よりセッションに向かう時にスッキリした気持ちになれます。

セッションでは何が起こるかわからないので
まずはセッション前にセラピストが不安や苛立ちがない状態に
なっていることはとても大切です。

ということで
本日はクライアントさんの心を開く為の音楽療法には
セラピスト自身の心の状態も関係していますというお話しでした。

今一度
ご自分の考え方や陥りやすい傾向について
知りたいと思われましたら
「セラピストの自己理解」にご参加ください。

いろんな角度から
自分を発見することができます。

「セラピストの自己理解」に参加された受講生の感想もお読みください。

※Iさん 女性(48才)ピアノ教師

様々な方法を教わったことで少し自分のことがわかりましたし、
またこれから仕事をする上で教えている生徒達のことをもっと知る方法も教えて頂き
本当に期待以上の成果をいただくことができました。

全く知識も経験もなく正直不安でしたが、先生のお話しはとても身近なたとえも多く、
話し方もとてもお上手でどんどん引き込まれていき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

音楽療法は本当に奥が深く、実際自分が行うかはまだ考えていませんが、
学ぶことは絶対に役に立つと思いましたので今後も講座へは参加させていただくつもりです。

とても有意義な時間を過ごすことができましたことに感謝しています。
本当にありがとうございました。


※Yさん 女性(40才)会社員

何か行動する時、不安や緊張が強くなり過ぎて、上手く力を発揮できないことに
悩んでいましたが、自分の中にある怖れを、自分でじっくりと理解をすることを
これから心がけていこうと思いました。

自分自身が満たされて、それを相手にも分ていくことが真の援助だということが心に残りました。
これから自分のニーズに耳を傾け、日常の生活の中で自信を満たす心掛けをしていきたいと思います。


Nさん 女性(44才)会社員

解決する方法を知れた気がしています。

何より楽しみながら解決してゆけそうな希望がもて、晴れやかな気持ちです。


※Oさん 女性(47才)会社員

まず日常の中で自分が人の目にどのように映っているかを知るチャンスはないが、
ワークの中で人に言っていただけたことで客観視できました。


※Iさん 女性(45才)会社員

ワークの時、一言で「自己を犠牲にして他人の喜ぶことをしている」
とビシッといわれた時、本当に本当にドッキリしました。

やるワーク全てが今の自分をどんどん明らかにしていき、ドキドキが増しました。
自分ではそんなつもりは全くなく、ほとんど無意識にしていた行動が他人には
イタく見えていたのかと思うと、、、
まずは自己愛と自己変容を訓練したいです。

他の学校のことは良く存じませんが、
堀田先生の講座にくると「これでいいんだ」とほっとさせていただく場面が沢山あります。
また受講できる時にできるものからというスタイルのため無理なく続けられそうな気が致します。

またできるだけ早い時期に次の講座を受講したいです。
今回も本当にありがとうございました。


※糟谷さん 女性(51才)会社員

レクリエを通して知っていたのと、ホームページでの先生の文章にインスピレーションを感じました。
「堀田先生から学びたい!」と思い講座に申し込みました。

参加できて良かったと思いましたし、とにかく楽しいので、
もっと勉強したいという気持ちになった。

先生の自己開示に魅かれました。
ありがとうございました。


「音楽療法セラピスト養成講座」の詳細はこちらです。

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■「音楽療法セラピスト養成講座」は、どの講座からでもスタートでき
専門学校や大学とは違い、終了期限がありません。

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■また、
楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても大丈夫です。

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音楽療法を実践するには
知識だけでなく
現場での実践がとても大切です。

実習をしながら確かなスキルが
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では
今日も元気にまいりましょう!

音楽療法セラピスト 堀田圭江子



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