ダウン症の方への音楽療法 その1

さて本日は「ダウン症の方への音楽療法 その1」というお話しです。

私が以前
発達障がいの青年たちとセッションしていた時のことです。

ダウン症の18歳の男性がいました。
彼は言葉を話さず、
自分の意思は首を振ることで周囲に伝えていました。

彼は
昼間は簡単な仕事をする作業所に通い、
夕方にセッションに参加していました。

ある日、私は彼の頭に丸いものを発見しました。

それは
円形脱毛症になって地肌が見えていた部分でした。

私は
セッション後、お母さんに伝えこんな会話をしました。

堀田:「お母さん、彼の頭の丸いもの、今日気づきました」

お母さん:「先生、そうなんです。先週ぐらいに私も気づきました。あれってなんかのストレスですよね?」

堀田:「多分、そうでしょうね。何か原因思い当たりますか?」

お母さん:「実は、作業所でちょっとあったみたいで、、、」

堀田:「そうなんですね」

お母さん:「仲良しのお友達がいるんですけど、仲良すぎるのかその子が他のお友達と仲良くするとうちの子がヤキモチを焼くらしく」

堀田:「へー、そうなんですね。それで。」

お母さん:「でも言葉で言えないので、わあーってなっちゃうみたいで」

堀田:「それは大変」

お母さん:「それで、周囲の人たちからは止められてしまって、でも本人は何で?という感じで」

堀田:「つまり、フラストレショーンが溜まって、体に出たというわけですね」

お母さん:「多分そうなんだと思うんですよ」

堀田:「なるほど、そう言えば今日はいつもより元気がなかったですもの」

ということで、、、

円形脱毛症の原因を知った私は
お母さんにこんな提案をしました。

堀田:「お母さん、この機会に言葉を言えるようになる挑戦をしてみませんか。
   彼が言葉で相手に自分の意思を伝えることができるようになったら、
   フラストレショーンはかなり減るでしょうし、
   コミュニケーションも今よりもっと自由にとれると思うんです。
   いかがでしょうか」

お母さん:「そうですよね。言葉が出ればあの子もっと楽になると思うし。
     あの子が楽になってくれることは、私たちにとっても嬉しいことなんですよね。
     先生、今からでも大丈夫でしょうか」

堀田:「どこまでできるかわかりませんが、私も頑張ってみます」

それからは、、、
そのダウン症の彼に発語を促すことを目標に
セッションを実施していきました。

果たして
18歳の彼は言葉を獲得することができるでしょうか?!

ダウン症の方への音楽療法 その2につづく、、、

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

追伸:
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残席がわずかな講座もございます。ぜひご確認くださいませ。

「障がい児の音楽療法1」に参加された受講生の感想も参考にお読みください。

※Sさん 女性(50才)千葉県 その他

自分の周りに本当にたくさんの障がい児の親がいます。
理解できないこと、見ていて何もできないことに歯がゆさを感じたりしていました。

今日の講座は、それが少し理解できたように思います。
もっと深めて仕事にも繋げられたらと思いました。

自分のペース、自分が今、学びたいことを選択しながら学びに来れ、
仕事や子育てをしながらでも通えることが本当にありがたいです。

たくさん知識を得られました。
今日もありがとうございました。


※Iさん 女性(43才)福岡県 会社員

具体例を出してくださるのでわかりやすく、
私の中でちゃんとわかっていなかったり、整理されていなかった物がおさまりました。

次回の「障がい児の音楽療法2」も楽しみです。

この講座は自分のペースで学べること。
そして堀田先生から学べば大学に行かずとも
ちゃんとした音楽療法セラピストになれると思ったので受講しています。

今回も楽しく多くの学びをありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。


※Iさん 女性(26才)北海道 作業療法士

障がい児の捉え方が「本人は困っていないかもしれない」
「調和がとれた状態かもしれない」というお話を聞いて印象が変わりました。

障害というよりそういう特徴だということをより実感できたように感じました。
また、私たちの世界を押し付けるのではなく、お知らせするというお話も
とても参考になりました。

知識だけだなく感覚として
障がい児の方達を“対等な人”として接する重要性を実感しました。

実場面でそれができるかはとても難しいことだと思いますが、
今日学んだことを頭に置いて今後色々なことを考える糧にしたいと思います。
ありがとうございました。


※Yさん 女性(51才)大阪府 介護職

障がい児について今まで直接に関わることがなかったので、
その特徴を知りたいと思って今回受講させていただきました。

発達障がいの種類や特徴を堀田先生の実体験のお話から
わかりやすく説明してもらいとても良かったです。

障がい児のお子さんをお持ちのお母様もサポートする気持ちは大切で、
高齢者の音楽療法との関わり方の違いが学べました。

明日の実習もよろしくお願いします。


※Yさん 女性(43才)神奈川県 公務員

むやみに「セッションしよーっ!!」と近づくのではなく、
「どういう関わりを持ちたいか」を準備しておかなくてはいけないとのこと。
そうでした。準備します。

“障がいのある人や自閉の方などは、その人の中で調和がとれている、いじくってはいけない”
と話があった時、私は「、、、。もしかして障害児教育って、土足でいじり続けてる??
頼まれてもいないの、こだわりを減らそうと計画とかを立てて、パニックになれば問題行動とか、、、。」

障害児教育って何!?←ノートの端に書いて今日の宿題にしようとしました。が、よく話を聞くと
こちらの世界を開示して「楽しいよ!!」と伝えることが大切とあったので、
宿題は半分終わった気持ちです。

あとは自分の言葉で飲み込めるようにしたいです。
ありがとうございました。


あなたのペースで学べて、
実習制度が充実しているので本物の実力が身につく
「音楽療法セラピスト養成講座」



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